ピカチュウ「お〜いレオン!」

レオン「ピカチュウ君、おはよう!あれ、アクセサリーしてるなんて珍しいね。なにそれ?」

ピカチュウは、星の模様のついたモンスターボール型のネックレスをしていた。

ピカチュウ「ああ、これ?なんかピチュー達が拾ったって言って僕にくれたんだ。割と綺麗だし、せっかくだからネックレスにしてみたんだけど、変かな?」

そこに、白黒島出身のポケモン、ゴチミルがやってきて、ピカチュウのネックレスを見て表情を変えた。

ゴチミル「ああっ!こ、このモンスターボールは・・・!」

ピカチュウ「うわっ。ビックリした!えっと・・・ゴチミルさんだっけ?これがどうかした?」

ゴチミル「私、都市伝説とか大好きで詳しいんだけど・・・。これは紛れもなく伝説の『七つのモンスターボール』だわ・・・。実在したなんて・・・。」

レオン「なんなの?その『七つのモンスターボール』って。」

ゴチミル「この星のマークのついたモンスターボールはこの島に七つあってね・・・。ポケモンを捕まえたりはできないそうなんだけど、それを全て集めると、伝説のドラゴンポケモンが現れて、なんでも願いを一つ叶えてくれるそうよ・・・。」

ピカチュウ「なんかどっかで聞いたような話だね・・・。」

レオン「願いをなんでもだって!?本当に!?」

ピカチュウ「でもなあ。これがそんなすごいものには見えないけどな・・・。」

ゴチミル「・・・こうしちゃいられないわ。この話が本当だったなんて。はやく他の人にも教えようっと。ふふふ・・・。」

ゴチミルは怪しく笑いながら急いで去っていった。

ピカチュウ「ははは。バカバカしい。ねえレオン?」

レオン「・・・。ねえピカチュウ君。ちょっとそれ、貸してくれないかな?」

ピカチュウのネックレスを引っ張るレオン。

ピカチュウ「うわっ!ちょっとやめろよレオン!まさか信じちゃってるの!?いててててて!引っ張るなよ!」

レオンが引っ張ったため、モンスターボールはピカチュウの首からぶちっと音を立ててはずれ、転がっていった。

ププリン「あれ〜?なあにこれ〜?」

レオン「あ、ププリンちゃん!お〜い!それ拾ってくれないかな?」

ププリン「レオンお兄ちゃん!うん、いいよ〜!」

ププリンはモンスターボールを拾い、レオンの方へ投げた。

しかし、プリン譲りの豪腕のせいで、投げたボールは剛速球。とてもキャッチできるものではなく、一瞬でどこか遠くへ飛んでいってしまった。

レオン「あああ〜っ!!大変だ!ボールが!急いで探しに行かないと!」

ピカチュウ「おい!ちょっとレオン!」

ピカチュウが止めるのも聞かず、レオンは走ってボールを追いかけて行ってしまった。

ピカチュウ「まったくもう・・・。しょうがないなあ。う〜ん。どうせデタラメに決まってるけど・・・。もし本当だったら・・・?」

そんなことを考えていると、どうやら噂は早くも島中に広がったらしく、モンスターボールを探すポケモンでいっぱいになっていた。

ヘラクロス「うおおおおおお!!ボールを集めればプリンを俺のものにできるぞ!!」

ホウオウ「カーッカッカッカ!とうとうこの俺が神に戻れる時が来たぞ!ケーッケッケッケ!」

ホーホー「ホーホー隊!総員出動!なんとしてもボールを全て集め、我がホーホー隊が天下を取るのだ!!」

ピカチュウ「ああ、もう!やっぱりどいつもこいつも自分勝手な願いばかりだ!少なくともあいつらには渡せない!」

ピカチュウも仕方がなく、七つのモンスターボールを探しに出かけた。


エルフーン「オーイ、ピカチュウ!」

ピカチュウ「あ、エルフーンにドレディアさん。何してるの?」

エルフーン「キノミ、ヤイテル。」

ピカチュウ「木の実?」

しかし、焼かれていたのは木の実ではなく、モンスターボールだった。

ピカチュウ「あ〜っ!!ダメ!!これ木の実じゃないって!熱っ!熱っ!」

ピカチュウは必死でモンスターボールを取り出した。

エルフーン「キノミ、チガウノカ?」

ピカチュウ「違う違う。これは木の実じゃないよ。もしいらないなら欲しいんだけど・・・ダメ?」

エルフーン「クエナイナラ、イラナイ。ヤル。」

ピカチュウ「本当?サンキュー!ドレディアさんもいいかな?」

ドレディア「・・・。」

ドレディアは無言で頷いた。

ピカチュウ「(っていうかエルフーンはともかく、ドレディアさんはこれが木の実じゃないってことに気づかなかったのかな・・・。)」


なんとか一つめのボールを手にしたピカチュウだったが、ボールを狙っているポケモンは増えていく一方であった。

キルリア「ボール集めたら〜、お花がいっぱいの可愛い世界にしちゃお〜っと!」

デオキシス「てめえええええええええええっ!!やめろおおおおおおおおおお!!俺は花粉症なんだぜええええええええええええええっ!!!」

ストライク「高いところ怖いから、ポケモン島全域を地下都市にしてほしいなあ。」

フシギダネ「お前割とすごいこと考えるな・・・。」

ゲノセクト「ワタシモ、ロボットジャナク、チノカヨッタポケモンニナリタイ・・・。」

フシギダネ「お前は悩みが重いなおい!」


ラティアス「で?あなたは何が望みなの?」

ブースター「えっと・・・。サワムラー君たちが仲良くしてくれますようにって・・・。」

ちなみに当のサワムラー達は、もちろんブースターを射止める望みを叶えるために絶賛ボール探し中である。

ラティアス「・・・ああ、そう・・・。まあ悪気はないんだろうけど、あなたも罪作りよね・・・。」

ブースター「え?」

ラティアス「なんでもない。」

ブースター「えっと、じゃあ私もボール探してみるね。」

ブースターはそう言うとどこかへ行ってしまった。

ラティアス「・・・もしかしたらそのボールってこれかしら。」

ラティアスは、朝にラティオスからお守りだと言ってプレゼントされたモンスターボールを取り出した。

そこにやってくるピカチュウ。

ピカチュウ「あっ!ラティアス、それって・・・。」

ラティアス「ああ、これ?馬鹿兄貴にもらったのよ。例の伝説のモンスターボールって奴?何?あんたもこれ集めてるの?あんたこういうの信じない方だと思ってたけど。」

ピカチュウ「まあいろいろあって・・・。ええ、と。それ渡してくれたりは・・・。」

ラティアス「嫌だって言ったらどうする?」

ラティアスのにらみつける!(ゲームでは覚えません。)

ピカチュウ「(うう、勝てる気しない・・・。)」

ラティアス「冗談よ。腐れ兄貴からもらったもんなんていらないわ。あげるわよこんなもん。ほら。」

ラティアスはボールを投げてピカチュウに渡した。

ピカチュウ「え?いいの?でもラティアスの望みは?」

ラティアス「まあもちろんできることなら馬鹿兄貴をなんとかしてほしいけど、そんな玉ごときでどうにかなるならとっくに自分でどうにかしてるわ。それに七つも集めるの面倒だし。で、いるの?いらないの?」

ピカチュウ「いるいる!サンキュー!」

ラティオス「待て!!」

ピカチュウが去ろうとした瞬間、ラティオスがどこからともなく飛んできた。

ラティアス「馬鹿兄貴!」

ラティオス「ひどいじゃないかラティアス〜!!せっかくお兄ちゃんがプレゼントしたものをあげちゃうなんて!!」

ラティアス「私の勝手でしょ!それよりなんでここにいるのがわかったのよ!・・・まさか!」

ピカチュウ「あ、モンスターボールに小型隠しカメラがついてる。」

ラティオス「そ、それは・・・!その、ラティアスの行動がやっぱり兄として把握しておきたくてその・・・あの・・・。」

ラティアス「あんたはまた懲りずに!」

ピカチュウ「あ〜あ・・・。」

ラティオスが妹にボコボコにされる中、ピカチュウは二つ目のボールを手にして次のボールを探しに行った。


ピカチュウ「え〜と、次は・・・。」

次のボールを探そうとキョロキョロしていたピカチュウの背後に、二つの影が忍び寄った。

ピカチュウが気配を感じた次の瞬間、その手から2つのモンスターボールが消えていた。

ピカチュウ「ああっ!誰だ!?」

デリバード「はっはっは〜!やったぞオドシシ!一気に二つも手に入れた!悪いな少年!これで今年こそ我々はサンタに戻れるぞ!!」

オドシシ「しっかし奪うサンタってのもなんだかなあ。」

ピカチュウ「まずい!ボールを盗まれた!!待て!!」

デリバード「待たないもんね!走れオドシシ!!」

オドシシが引いている季節はずれのソリのスピードは早く、あっという間に見えなくなってしまった。

ピカチュウ「くっそー!なんなんだあいつら!」


デリバード「よし!そろそろ大丈夫そうだ。止まれオドシシ!」

オドシシ「やれやれ。これで俺たちが持ってるのと合わせて三つか。」

デリバード「はっはっは!想像以上に楽勝だな!コンビネーションの勝利だ!」

オドシシ「・・・。」

オドシシの突進!

デリバード「ぐはあっ!!な、なにをするオドシシ・・・!」

オドシシ「悪いな相棒。恋人のオド美がよ〜、高いアクセサリー欲しがってんだよなあ。じゃ、こいつはもらっていくぜ。」

デリバード「そ、そんな・・・!俺たちは2人で1人のサンタさんじゃないか・・・!がくっ。」

デリバードは気絶した。

オドシシ「へっへっへ。さて、残るは四つか。」

アブソル「うわあああああ!!」

オドシシ「おわっ!なんだ!?」

アブソルは突如オドシシに襲いかかり、三つのボールを奪って逃走した。

オドシシ「あっ!このやろ!サンタから物奪うとは!」

アブソル「やった・・・!これで四つ目・・・!もう運の悪い僕とはこれでおさらばだ・・・!」

アブソルが少しほっとして気を抜いた次の瞬間、アブソルの目の前は真っ暗になった。

アブソル「・・・え?なにこれ?ゲームオーバー?」

???「あ、ごめ〜ん。私のアゴが噛み付いちゃったみたい。」

声の主は同じ高校のクチートだった。

アブソル「その声はクチートさん!っていうことは・・・。」

アブソルが今いるのは、クチートの大きい方のアゴの中だった。

アブソル「うわあ〜!!出してよ〜!!」

クチート「ごめんね〜。そっちのアゴさあ、なぜか自我を持っちゃってて基本的に私の意思と無関係に動いてるんだよねえ。もしかしたらしばらく離してもらえないかも。ね、アゴちゃん。」

自分のアゴに話しかけるクチート。

アブソル「ひいい〜!そんな〜!今大事なところだったのに〜!!」

味がまずいのか、アブソルの持っていたモンスターボールだけ器用にぷっと吐き出してクチートはアブソルに噛み付いたまま去っていった。

ピカチュウ「あっ!こんなところにあった!モンスターボール!・・・でもなんでここに?なんか増えてるし。まあいいか。」

こうしてピカチュウは四つのモンスターボールを手に入れた。


ピカチュウ「後三つ!いいペースだ!」

???「待て!」

ピカチュウ「誰だ!」

ギルガルド「私はXY諸島から旅立った勇者ギルガルド!!哀れなモンスターよ!その秘宝をこちらへ渡すのだ!」

ピカチュウ「うわ〜、変なの来た。まあ確かにモンスターだけどさあ。」

ギルガルド「いくぞ!ブレードフォルム!くらえ!我が剣!伝説のガルドソード!」

なんかそれっぽい名前を言っているが、結局は剣の姿となった自分自身が突撃していっているだけである。

ピカチュウ「うわっ!全身刃物か!危ないなあ!十万ボルト!」

ギルガルド「させぬ!シールドフォルム!キングシールド!」

ギルガルドは攻撃から身を守った!

ピカチュウ「むっ。盾か!おいお前!一体ボールを集めて何を望むんだ!?」

ギルガルド「え?別に?勇者がお宝集めるのは当然でしょ?」

ピカチュウ「なんだよそれ!」

ピカチュウとギルガルドがもめている中、突如黒い影が姿を現す!

ギラティナ「が〜っはっはっは!じゃなかったギ〜ララララララ!!勇者だと!?面白い!この悪のポケモン、ギラティナ様が相手だ!!」

ギルガルド「何!?悪のポケモンだと!?こんな奴がいたのか!これは勇者の血が騒ぐ!!」

ピカチュウ「鋼ポケモンに血が流れてるの?」

ギルガルド「いいだろ別に!気分的なものだ!いくぞ!ブレードフォルム!」

ギラティナに立ち向かっていくギルガルド。しかし、背を向けたところをピカチュウが見逃すはずはなかった。

ピカチュウ「盾じゃなくなった!今だ!十万ボルト!!」

ギルガルド「何!?ぐわあああああ!!残念!勇者の冒険はここで終わってしまった・・・!」

ギルガルドは倒れた!

ピカチュウ「やった!悪いね!ボール五つ目ピッピカチュー!(ゲットだぜ!)」

ギラティナ「おい!なんてことをするんだ!せっかく勇者対魔王(自分のこと)で盛り上がっていたのに!」

ピカチュウ「うるさいなあ。後でいくらでもやってなよ。」

ギラティナ「なにい!?ギララララララ!!ならば!まずは貴様から暗黒に染めるしかないようだな!」

ピカチュウ「悪いけど今は相手してる暇ないんで。」

ギラティナ「俺様がボールを一つ持っていてもか?」

ピカチュウ「あっ!それは!」

ギラティナ「ギララララララ!!そうだ!俺様も願いを叶えるのだ!!見ていろ!貴様らを困らせてやるぞ!」

ピカチュウ「で、どうやって?」

ギラティナ「ギララララララ!!そうだなあ。ポケモン島から傘を全部消し去るなんてどうだ?雨が降ったときに凄く困るぞ?ギラララララララ!!ポケモン島全てのトイレを詰まらせるなんていうのもいいなあ。え〜と、他に困りそうなことは・・・」

ギラティナが楽しそうに考え込んでいるうちに、ピカチュウはこっそりギラティナの持っていたボールをその場から持ち去っていた。六つ目ゲットである。


ピカチュウ「よ〜し!後一個だ!!一体どこに・・・。」

ピカノ「へっへっへ。お探しのものはこれかな?」

ピカノが最後のモンスターボールを持って現れた。

ピカチュウ「ああっ!ピカノ!」

ピカノ「最後の一個を持って隠れてれば後の六つを持ってる奴が探しに来ると思ったんだよ。自分で七つも探すの面倒だからな。」

ピカチュウ「このやろー!ちなみに何をたくらんでるんだ!?」

ピカノ「そうだな。面白いことがいい。皆が俺みたいな名前になる、なんてのはどうだ?プリンは『プリノプリノ助』。レオンは『レオノレオノ助』。そしてお前は『チュウノチュウノ助』だ!!だっはっは!うけるぞこりゃ!」

ピカチュウ「くっそー。メチャクチャ考えやがって・・・。」

ピカノ「気に食わなきゃ波乗りからとって『ナミノナミノ助』にしてやってもいいぞ?」

ピカチュウ「どっちも嫌だよ!やっぱりお前には渡せない!!」

ピカノ「よっしゃ!かかってこいや!」

ピカチュウ「お前の弱点はわかってるぞ!」

ピカノ「なんだよ?お前に氷タイプやフェアリータイプの技が使えるのか?」

ピカチュウ「あっ!お酒だ!!」

ピカノ「え?どこどこ?」

ピカノが余所見をした瞬間、ピカチュウは高速移動でボールを奪った。

ピカチュウ「ボールも〜らいっ!」

ピカノ「ああっ!このやろう!人の酒好きを利用するなんて汚ねえぞ!!」

ピカチュウ「いつも嫌がらせうけてるお返しだ!じゃあね!」

ピカチュウは七つのボールを手に、高速移動で走っていった。


ピカチュウ「やった!全部集めたぞ!」

ゴチミル「ピカチュウ君・・・。ボールを全部集めたのね・・・。」

ピカチュウ「うわっ。ゴチミルさん。まあ見てのとおり。」

ゴチミル「と、とうとう伝説のドラゴンポケモンが見られるのね・・・。やばっ。興奮して鼻血でそう・・・。うふふふふふ・・・。」

ピカチュウ「(ちょっと怖いなこの人・・・。)」

ゴチミル「そういえばあなた、何を願うつもり・・・?」

ピカチュウ「・・・え?ああ、そういえば・・・。ヘラクロスとかピカノには渡せないって思って集めただけで僕自身の願いって決めてなかったなあ。」

ゴチミル「・・・まあいいわ。願いなんてギャルのパンティーでも悪い奴を除いた皆を生き返らせてとかでもなんでもいいから・・・。とにかく私は伝説のドラゴンポケモンが願いを叶えるところが見たいの・・・。さあ、はやく呼んで・・・。」

ピカチュウ「う〜ん。まあいいか。え〜と、どうすればいいんだろう?こんな感じかな?いでよ〜、ドラゴンポケモン〜!」

とりあえず七つのモンスターボールを並べ、天に手をかざしてみるピカチュウ。

ゴチミル「はぁ、はぁ・・・。来る・・・!来るわ・・・!伝説のドラゴンポケモン・・・!」

そしてそのポケモンはついに姿を現した。

緑色をした長い身体を持つ、伝説のドラゴンポケモン・・・。

レックウザ「ごほっごほっ・・・。」

ピカチュウ「・・・え?伝説のドラゴンポケモン?」

まあ間違いではない。

ピカチュウ「あの〜・・・。レックウザさあ。まさかとは思うけど願いを叶えてくれたりは・・・。」

「カルピスギフトセットを「私の占いが大当た「私をトップアイドルに「うむあ〜「そろそろ私も結婚「あはははは。最新のカメラ「サナちゃんのライブチケ「ポケモン島全てのうまいもんを食べつくし 「あのお・・・会いたいお笑い芸人さんが「かっこよくなり「ぐひゃひゃひゃ「ぶふっ。今度のコミケで「塵一つない綺麗な島に「ラプラスー「皆が怪我なく健康に・・・。」

ピカチュウ「うわ〜っ!!皆どっから出てきたんだ!!」

レックウザ「ごっほごっほはっくしょん!ええ、と・・・。願い?なんのことだかさっぱり・・・。」


ピカチュウ「・・・え?」

レックウザ「ぐしゅっ・・・。あ〜。鼻水が・・・。あ、あったあった。あ〜、よかった。」

レックウザは鼻をすすりながら並べてあったモンスターボールを回収する。

ピカチュウ「ちょっと!それお前のなの!?一体なんなんだよそれ!」

レックウザ「ごほっ。え?僕の風邪薬ですけど・・・。え〜と、1回7錠、と。」

レックウザはモンスターボール・・・の形をした薬を七つ丸呑みした。

ピカチュウ「風邪薬〜!?あんなに必死に探したのに!!」

ヘラクロス「てめえレックウザ!紛らわしいんだよ!どうせ薬なんて効いてないだろ!!」

レックウザ「え?え?ひええええええ〜!げほっげほっ!」

レックウザは悪くもないのに皆に袋叩きにあってしまった。

ゴチミル「残念・・・。この話はデマだったようね・・・。もっと面白い都市伝説ないかしら・・・。ふふふ・・・。」


その頃、ププリンの投げたボールを捜していたレオンは。

レオン「ひい、ひい!あった!モンスターボールだ!」

ビリリダマ「・・・・・・。」

モンスターボールはビリリダマだった!

レオン「うわあああああ!!」

次の瞬間、驚いたビリリダマは爆発していた。

レオン「うう・・・。ああ、これは罰だな・・・。こんな手段でロコンちゃんともっと仲を深めようなんて間違ってたんだ・・・。」

ロコン「あっ!レオン君!どうしたの!?大丈夫!?」

レオン「あ、ロコンちゃん!」

ロコン「ケガしてるの!?さあ、はやくうちに来て。手当てしてあげるから。」

レオン「うん、ごめんねロコンちゃん。・・・へへへ。でもちょっと願い叶ったかも。」
続く


戻る   次の話
[PR]動画