もうすぐ春休み!今日は日曜!お休みである!

ピカチュウ「ふあ〜あ。退屈だなあ〜。こういうときに限って何も起きないんだもんなあ。そうでないときは痴漢追ったりアイドルの護衛したり大変なのに。ピチュー達も遊びに行っちゃったしなあ・・・。」

・・・。

このままだらだらと10分経過。

ピカチュウ「・・・。何か寮も静かだな。いつもはうるさいくらいなのに。皆出かけてるんだろうなあ。」

・・・。

更にだらだらと20分が経過。

ピカチュウ「・・・。よっこいしょっと。本当に寮に誰もいないのかな?廊下見てみよう。」


デオキシス「よおおおおおおおお!!ピカチュウウウウウウウウウウ!!!」

ピカチュウ「あれ、なんだデオキシス。いたんだ。寮が静かだからいないと思ってたよ。」

デオキシス「俺はいつでもここにいるぜいるぜいるぜえええええええええええ!!!」

ピカチュウ「ねえデオキシス、暇でしょうがないんだ。たまにはさあ、一緒にゲームでもしない?」

デオキシス「ゲームかあああああああ!!そりゃあああああいいなああああああああああ!!!」

ピカチュウ「だろ?それじゃあ僕の家で・・・」

デオキシス「だが断る」

ピカチュウ「標準語で断られたあああああ!!」

デオキシス「実はよおおおおおおおお!!俺様、今日はデエエエエエエエエエエエエエエエトなんだぜええええええええええええええ!!!」

ピカチュウ「デエエエト?ああ、デートね。じゃあ仕方ない・・・。ってええっ!?デート!?お前が!?誰と!?」

デオキシス「実はよおおおおおお!!ラブレターもらっちまってYOOOOOOOOOOOO!!俺は結構モテるんだぜえええええええええええええええええっ!!!」

ピカチュウ「そ、そうなんだ。おめでとう。」

デオキシス「ひゅっはああああああ!!さああああてっ!アタックフォルムで行こうかスピードフォルムで行こうか迷うぜえええええええええええい!!それともあえてノーマルのままかああああああああああ!!?」

ピカチュウ「ディフェンスは?」

デオキシス「ディフェンスは嫌いだああああああああああああああああああ!!!」

ピカチュウ「あ、そうなんですか・・・。」

デオキシス「決めたあああああああ!!今日はアタックフォオオオオオオオオオオルム!!っちゅーわけでよおおおおおおおおおお!!ゲームならよおおおおおおおおお!!マクノシタの野郎でもよおおおおおおおおお!!誘ってやあああれよおおおおおおおおおおおおお!!それじゃなああああああああああああああああ!!」

ピカチュウ「マクノシタかあ。あいつ少し苦手だけど、まあたまにはいいか・・・。っていうかあいつの部屋も静かだな。いるかな?お〜い!マクノシタ〜!」

マクノシタ「・・・何?ピカチュウ氏・・・。」

ピカチュウ「いや〜、たまには一緒にゲームでも・・・ってうわっ!どうしたんだよ!劇痩せしてるじゃん!ってかやつれてるじゃないか!大丈夫か!?」

マクノシタ「うう・・・。僕はもうダメだ・・・。」

ピカチュウ「何でさ?」

マクノシタ「萌えっ娘パチリスちゃんが・・・最終回なんだ・・・。もう終わっちゃうんだ・・・。ううっ。」

ピカチュウ「萌えっ娘パチリスちゃんって・・・。ああ、お前の好きなアニメか。ま、まあまあ。元気出せって。」

マクノシタ「ダメだ・・・。パチリスちゃんがいない生活なんて考えられない・・・。」

ピカチュウ「ほ、ほら!お前の部屋に(フィギュアの)パチリスちゃんならたくさんいるだろう?それにDVDでいつでも会えるじゃないか!しかも、そんなに人気の作品だったならもしかしたら続編もあるかもよ?」

マクノシタ「うう・・・。続編か・・・。そ、そうだ!まだ希望を捨てちゃいけない!こうしちゃいられない!インターネットで続編希望の署名活動だ!」

ピカチュウ「はは、頑張ってね。そんじゃ。(我ながらフォローになったのか心配だったけど・・・ま、いっか。しかしとてもゲームに誘うような雰囲気じゃなかったな・・・。)」


ピカチュウはふと窓の外を眺めた。

ピカチュウ「あれ?あそこにいるのは。」

ドガース「キレイハナさ〜ん。お金貸してくださいよ〜。」

キレイハナ「あなたはいくら貸してあげてもすぐに無駄遣いしてしまうからダメです。返すあてもないのでしょう?」

ピカチュウ「お〜い!キレイハナさん、ドガース!」

キレイハナ「あらピカチュウさん。あなた、もしかして今退屈してませんか?」

ピカチュウ「そうなんだよねえ〜。それも占いでわかったんですか?そうだ、キレイハナさん!ゲームでもしない?何ならドガースも!」

キレイハナ「私はゲームみたいなものはちょっと・・・。」

ドガース「俺は今忙しい。」

キレイハナ「あなた、私にお金をせびっているだけじゃないですか。」

ドガース「いいじゃないですか。マジきついんすよ。お金貸してくださいよ〜。」

キレイハナ「はあ・・・。あ、ピカチュウさん。退屈なら島をぶらぶら散歩でもしてみたらいかがですか?いろんな出来事が待っている、と占いに出ていますよ。」

ピカチュウ「そうですか?う〜ん・・・。まあ、このまま家にいても何もなさそうだしなあ。ありがとう!そうしてみるよ!」


結局ピカチュウは寮から外に出てきた。

ピカチュウ「あ〜、いい天気だ。ん?あれは?」

キルリア「あ、ピカりん!こっちこっち〜!」

ピカチュウ「ピカりん!?とうとう僕にもあだ名付けたのね・・・。」

キルリア「ほら、あれあれ!」

ピカチュウ「ん?あっ!」

レオン「・・・。」

ロコン「・・・。」

キルリア「さっきからね、レオぽん(レオンのこと)とロコロン(ロコンのこと)がね、ちょ〜いい感じなの〜!きゃっ☆」

ピカチュウ「う〜む・・・。レオンの奴、僕の知らないところで結構ロコンちゃんと関係深めてるんだなあ・・・。」

レオン「あ、あのさあロコンちゃん?」

ロコン「なあに?」

レオン「えっと・・・。へへっ。やっぱなんでもない!」

ロコン「え〜!なになに〜?言ってよ〜!」

レオン「秘密〜!」

ピカチュウ「か〜っ。見てるほうが恥ずかしいよ・・・。」

キルリア「ロコロンいいなあ〜。キルもあんな素敵な恋がしたいなあ〜。」

ヤドラン「はあっくしょん!あ〜!風邪かなあ〜?」

ピカチュウ「げ!ヤドラン!」

ヤドラン「はあっくしょ〜ん!あ〜あ!んん?誰かと思えば大親友のレオン君じゃあないかね。はっはっは。」

レオン「ヤ、ヤドラン君・・・。」

キルリア「もう〜・・・!CKY〜・・・!!」

ヤドラン「はっはっは。ところでレオン君。この前、ファミレスでキレて店に与えた損害はもう返したのかな?」

レオン「ちょ、ちょっと何それ!?」

ヤドラン「ふっふっふ。そういえば道端でキレて罪もない幼児に八つ当たりしたことも・・・。」

キルリア「ちょっとヤド助〜!(ヤドランのこと)でたらめなこと言ってレオぽんとロコロンの仲を引き裂こうとしちゃダメ〜!」

ヤドラン「うっ!キルリア!な、なんのことかな?」

ロコン「だ、大丈夫だよレオン君!私、何も信じてないから!」

レオン「ロコンちゃん・・・。」

キルリア「もう〜!キル怒ってるんだからね〜!」

ヤドラン「な、何でお前に怒られなくちゃいけないんだよ!」

ピカチュウ「まあまあ2人とも・・・。」

レオン「あっ!ピカチュウ君!」

ピカチュウ「あ、ああレオン。偶然だね・・・。」

レオン「あ〜!もしかしてピカチュウ君とキルリアさん、さっきからずっと僕らのこと覗いてたの!?」

ピカチュウ「の、覗くだなんて!たまたま通りかかっただけだよ!な?キルリア!」

キルリア「そ、そうだよねっ☆」

レオン「むぅ〜。怪しいなあ・・・。」

ヤドラン「よし、今のうちに・・・。」

キルリア「あっ!ヤド助〜!どさくさに紛れて逃げようとしちゃダメ〜!!」

ヤドラン「ギクッ!バレた〜!!」


ピカチュウ「はぁ。やれやれ。ヤドランにも困ったもんだよ・・・。お、あれは。」

ミュウ「やあピカチュウ君。」

ルカリオ「こんにちは〜。」

ピカチュウ「何してんの?」

ミュウ「ルカリオ君は記憶喪失でしょ?だから基礎的な勉強も曖昧なんだ。そこで僕が少しでも力になってあげられればと思って勉強を教えてあげてるんだよ。じゃあルカリオ君、今の覚えたかい?言ってみようか?」

ルカリオ「はい!3.1415926535897932384626433・・・。」

ピカチュウ「え?これって・・・。」

ミュウ「円周率だよ。彼、3桁までしか言えなかったんだ。これは重症だよ!そこで今、ようやく95桁まで覚えたところでね。もうすぐ100桁だ!頑張ろうルカリオ君!」

ルカリオ「はい!」

ピカチュウ「そこまで覚えれば十分だよ!」

ミュウ「え?もしかしてピカチュウ君も10桁くらいしか言えないとか・・・?そ、それはいけない!僕が教えてあげるよ!」

ピカチュウ「え、遠慮しま〜す!」

ミュウ「あ、あれ?ちょっとピカチュウ君〜!!」


ピカチュウ「やあ、たまっち、キモリ、ラグラージ!」

たまっち「やあピカチュウ君。どうかしたもんか?」

ピカチュウ「いや〜、たまたま近くまで来たもんだからさ。お、また機械作ってるんだ。何の機械?」

たまっち「わかんないけど適当にいじってれば何かしらの機械が出来るもん。」

ピカチュウ「・・・そういうもんなの?で、キモリは何してんの?」

キモリ「たまっちが機械を作ってるところを見てる。」

ピカチュウ「・・・面白いか?」

キモリ「案外。」

ピカチュウ「・・・そう。っていうか機械自体への興味は・・・?」

キモリ「そんなに無い。」

ピカチュウ「・・・そう。」

ラグラージ「キモリ〜!俺、つまらない〜!!つ・ま・ら・な・い〜!うびゃあああ!」

ピカチュウ「ほら。ラグラージもつまらないってさ。」

キモリ「悪い。もうちょっとだけ・・・。」

ピカチュウ「キモリさあ、変わり者って言われること無い?」

キモリ「・・・少しあるかな。」

ピカチュウ「・・・そう。」


ピカチュウ「う〜ん。なんだか小腹が空いてきたな〜。」

パララ〜ララッ、パラララララ〜♪

ピカチュウ「ん?この音って・・・ラーメン?屋台の?へぇ〜。珍しいな。行ってみようっと。すいませ〜ん!ラーメン下さ〜い!」

ピカチュウは暖簾をくぐった。

フーディン「ん?おお、ピカチュウか。」

ユンゲラー「あ、どうも・・・。」

ピカチュウ「あれ!?フーディン達!何してんの?ああ、バイト?」

フーディン「いや、ここは前からやっている占い屋台だ。」

ピカチュウ「占い屋台!?結局やってることは一緒か!ってか紛らわしいよ!」

フーディン「ちなみに例の占い読本も買えるし、週間フーディン占いの定期購読申し込みも出来るぞ。どうだ?」

ピカチュウ「いいよ僕は・・・。」

ボーマンダ「すいませ〜ん!ラーメン一丁!って何だこれは!?」

フーディン「おうボーマンダか。ここは占い屋台だ。」

ボーマンダ「う、占い屋台だと!?ラ、ラーメンは!?」

フーディン「無い。」

ボーマンダ「ぐ、ぐぐぐ・・・!」

ボーマンダの頭突き!

フーディン「ぐわっ!何をする!」

ボーマンダ「うるせえ!まどろっこしいことしやがって!こっちはなあ、完全にラーメン食うつもりで来てんだよ!何が占いだ!どうせ当たらないだろうがこの野郎!!」

ピカチュウ「ちょ、ちょっとボーマンダ!何も攻撃することは・・・。」

ボーマンダ「お前は黙ってろ!食べ物の恨みは怖いぞ!」

ボーマンダの竜の息吹!

フーディン「ぐわあ!」

ユンゲラー「兄さ〜ん!だからやめようって言ったんだよ〜!ラーメン屋台っぽくすれば間違えて人がじゃんじゃん来るなんて言って・・・。来ても占いしていってくれた試しが無いじゃないか〜!」

ブルー「さあ始まりました!ボーマンダ対フーディン!まず先制攻撃を決めたボーマンダ、炎のキバ!続いて雷のキバ!更に噛み砕く攻撃!素晴らしい!自慢の歯を使った3連コンボ!伊達にポケモン良い歯コンクール連続優勝記録保持者ではありません!」

ピカチュウ「ブルー!お前は何を実況しに現れてるんだよ!一緒に喧嘩止めろって!」

ブルー「そしてボーマンダ、振りかぶって・・・ここでダメ押しのドラゴンクロー!フーディン、ダウン!これは立てません!ボーマンダ、勝利の雄たけび!!」

フーディン「うう・・・。」

チコリータ「大丈夫ですか!?今すぐ病院に連れて行ってあげますからね!とりあえず血を止めましょう!」

ピカチュウ「うわっ!チコリータさん!急に現れるなあ・・・。」


サワムラー「ピカチュウ〜!」

ピカチュウ「あ、サワムラー。エビワラーにサンダース、カイリキーも。」

サワムラー「へっへっへ。お前は運がいいぜ!何故なら今日、今から俺の新作料理発表会があるんだからな!」

ピカチュウ「(タイミング最悪だった〜・・・!!)」

エビワラー「・・・・・・・。」

カイリキー「・・・・・・・。」

サンダース「・・・・・・・。」

ピカチュウ「食べる前から既に3人とも死にそうな顔してる〜!!」

カイリキー「・・・お前さあ、何であれだけ散々言われても料理作り続けるわけ?頼むからやめてくれよ・・・。」

サワムラー「何だよ。俺の料理のどこが悪いんだ?」

サンダース「見た目。臭い。そして味だ。まあ、ぶっちゃけ全てだ。」

カイリキー「っていうかお前のは料理って言わねえんだよ!食材を捨ててるみたいなもんだ!少なくとも口に入れるもんじゃねえよ!」

サワムラー「何だと!?お、そろそろ煮えたかな?」

カイリキー「何を煮てるんだ?どうせメチャクチャに食材放り込んだだけだろうが!食材が泣いてるぞ!美味しく食べてもらいたかった食材が!」

エビワラー「むっ!カイリキー、今いいこと言った。いい詩が俺に降りてきたぜ。え〜と・・・ああブースター。君に俺の愛と言う名のランチを美味しく食べて欲しい・・・。」

サワムラー「ゴチャゴチャ食わず嫌いせずに騙されたと思って食ってみろ!ほれ!」

サンダース「これが食べ物だって言って出されている事自体が騙されている感じだな・・・。まったく美しくない物体だ・・・。」

ピカチュウ「うわ〜・・・。本当にこれ、元は食べ物だったのか・・・?」

サワムラー「今だって食べ物だってば!」

ミュウツー「ふんふんふ〜ん♪ん?外でランチか?」

ワンちゃん「ワン!ワン!」

サワムラー「おおミュウツー!犬の散歩中か!ちょうどいい!お前も俺の料理を食っていけ!ほら、犬の分も。」

ワンちゃん「クンクンクン・・・。」

・・・。

ワンちゃん「キャイン!キャイン!キャイン!!」

ミュウツー「あ!ワンちゃん!待ってくれ〜!!」

サンダース「動物的勘で危険を察知したか、それともただ単に臭いがキツかったのか・・・。」

サワムラー「お、おほん!さあ、た〜んと召し上がれ!」

エーフィ「あら皆さん。お揃いで。」

サワムラー「おお、エーフィ姉さん!香りに釣られて来ましたか?」

エーフィ「ええ。なにやら汚い臭いが・・・。あら、やっぱり。生ゴミの山。はいはい、掃除掃除。」

サワムラー「ああっ!俺の料理が!やめて!やめて〜!!」

カイリキー「た、助かった・・・。」

ピカチュウ「良い子の皆、悪い子の皆、大人の皆、食べ物は大切にしようね・・・。」


デオキシス「ひょおおおおおおおおおおお!!ひょおおおおおおおおおおおおおっ!!!」

ピカチュウ「あれ?デオキシス。もしかしてデートの待ち合わせ中かな?しかしこうしてみると本当に危ない奴にしか見えないなあ・・・。」

ベイリーフ「デオキシスさ〜ん!お待たせしました!私、ベイリーフって言います!」

デオキシス「ひょっほおおおおおおおおおおお!!手紙くれたのはお前かああああああああああああああああああっ!!お前かあああああああああああっ!!ひょ・・・ひょっほおおおおおおおおおお!!ひゃああああああああ!!」

ベイリーフ「私、デオキシスさんの事が前か・・・」

ピカチュウ「・・・あれっ!?話の途中でベイリーフが消えた!」

ドーブル「と、いうことで私の描いた絵でした。」

ウソッキー「や〜い!騙されてやんの!あの手紙はなあ、嘘でした〜!!へっへ〜い!!」

デオキシス「嘘!?うううううううううそおおおおおおおおおおおおおお!!?おおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

ウソッキー「う、うわっ!そんなに怒るなよ!ちょっとした冗談のつもりで・・・。」

デオキシス「デオキショオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオック!!!!!」

デオキシスの自爆!(覚えません。)

ウソッキー「ぎゃあああああ!!何で〜っ!!?」

ピカチュウ「・・・。まあ、ウソッキーも自業自得かな・・・。」


アブソル「うわあああああ!!誰かああああああ!!」

ピカチュウ「あっ!アブソルが川で溺れている!今度は一体何が!?」

フシギダネ「ああ。空き缶で転んだ拍子にオコリザルにぶつかって、キレたオコリザルにぶっ飛ばされて吹っ飛んだ先に(中略)と、いうふうになって川に落ちたらしい。」

ピカチュウ「中略しちゃったよ!とにかく凄い不幸の連鎖でこの状況に至ったわけか!」

ゴースト「あははははは!いや〜、大迫力!写真写真。」

ピカチュウ「お前もさあ・・・。」

フシギダネ「お〜いアブソル!今助けてやるぞ!」

フシギダネのツルのムチ!

ツルのムチがアブソルの目に入った!

アブソル「ぎゃあああ!!目が!目が〜!!」

フシギダネ「お、おお。すまん。暴れるからつかみづらくてな。」

ヤルキモノ「うおおおお!!ならば俺が助けてやるぞ!」

ピカチュウ「ヤルキモノ!いや〜、よかった。筋肉馬鹿のヤルキモノなら助けられるだろう。」

ヤルキモノ「よ〜し!今すぐに・・・!むっ!おっといかん!水に入る前に準備体操!おいっちに!」

ピカチュウ「体操するの!?」

ゴースト「あははははは。あははははは。」

ガチャッ!

ゴースト「あっ!」

テッカニン「おお、すまんでござる。うめぼし殿に手裏剣の投げ方を教えていたでござるが何分下手なものでな。こっちの方に飛んでこなかったでござるか?」

ゴースト「そ、その手裏剣にぶつかって私のカメラが・・・か、川に落ちてしまったではないですか・・・!」

うめぼし「うむあー。ごめんなさーい。」

ゴースト「あああ・・・!ショックのあまり私、じょ、成仏してしまいそうです・・・。」

ピカチュウ「ご、ゴーストしっかりしろおおお!!身体の色が薄くなってきてるぞ!カメラくらい予備がたくさんあるんだろう!?」

ゴースト「し・・・しかしあのカメラは結構レアな・・・。」

アブソル「おおい!それよりこっち!こっちいいい!!」

ピカチュウ「あ、そうだ!アブソル!」

ヤルキモノ「よし!体操終わり!とお〜っ!!!」

フシギダネ「頑張れヤルキモノ!」

ヤルキモノ「よし!カメラを取り戻したぞ!」

ピカチュウ「そっち!!?」

ゴースト「あ、ありがとうございます!!」

アブソル「ぶくぶくぶく・・・。」

ピカチュウ「アブソルウウウ!!」

ラグラージ「アブソルウウウウウ!!つ・か・ま・え・たああああああ!!」

ピカチュウ「ラグラージ!!」

ラグラージ「キモリ、遊んでくれない!だからアブソル!あ・そ・ぼおおおおお!!ぐひゃひゃひゃひゃ!」

アブソル「うう・・・。苦しいんだけど・・・。」

ピカチュウ「とりあえず溺れずにはすんだけど・・・。アブソルに安息の時はおとずれないな・・・。」


プリン「い〜い?ここをこうしてこう押さえる!これがプリンちゃんバスターよ!」

ブースター「う、うん・・・。」

ピカチュウ「プリン、何してるの・・・。」

プリン「あ!ピカチュウ君!今ね、ブーちゃんに変態の撃退法を教えてあげてるのよ!4人もおっかけがいて大変だろうし!」

ヘラクロス「お〜い!プリン〜!」

プリン「あ!ちょうどいいところに!」

ヘラクロス「え?やっぱプリンも俺に会いたかったのか?」

プリン「さあ!実演してみるわよ!ここをこうして・・・!プリンちゃんバスター!!」

ヘラクロス「ぐああああああ!!」

プリン「ど〜う?じゃあブーちゃんもやってみて!」

ブースター「え、えっと・・・。私には少し難しいかな、なんて・・・。」

プリン「そうかな?ブーちゃんはセンスあるから簡単にマスターできると思うんだけどな〜?それじゃあ、さっき教えたパンチのうち方の応用編ね!ほら!立ちなさいヘラクロス!」

ヘラクロス「うう・・・。は、はい・・・。」

プリン「あ、ピカチュウ君も習う?役に立つかもよ?」

ピカチュウ「いや、僕はいいや・・・。ははは・・・。」

プリン「そう?少しくらい格闘技覚えたほうがいいのになあ。じゃ、ブーちゃん、続けるわね!パンチのうち方だけど〜、」

ピカチュウ「やれやれ・・・。」


ブーバー「・・・。」

トサキント「はあい、じっとしててねえ〜ん。」

ピカチュウ「うわっ。何やってんの・・・?」

トサキント「この人がねえ、カッコよくなりたいって言うから私がメイクアップしてあげてるのよん。まあ、誰がどんなメイクをしても私のミュウ君には叶わないけどねえ〜ん。うっふん。」

ピカチュウ「はあ・・・。」

トサキント「はい!メイクアップ完了よん!前より数倍カッコよくなったわよ〜ん!はい、鏡。」

ブーバー「これが・・・俺・・・。やべえ!これは生まれ変わった!どうよピカチュウ!」

ピカチュウ「うげっ!あ、いや、いいんじゃないかな・・・。ははは・・・。」

ブーバー「よっしゃあ!皆に見せに行こう〜っと!」

トサキント「行ってらっしゃ〜い。」

ピカチュウ「えっ!?ちょ、ちょっと待ちなって!」

ブーバー「へへへ〜!お〜い!ゲンガー!」

ゲンガー「OH?そのVoiceはミスターブーバー!Hello!・・・OH!NOOOO!!日本の有名な妖怪、Ogre!いわゆる鬼デ〜ス!!」

ブーバー「お、鬼!?」

ゲンガー「ヘルプ!ヘ〜ルプ!!」

ブーバー「ちょ、ちょっとゲンガー!お、おかしいな・・・。ちょっと日本的すぎたのかな・・・。あ!ペルシアン!もうあいつには負けん!お〜い!」

ペルシアン「ん?え、ええっと・・・。誰?」

ブーバー「ふふふ!変わりように驚いているな!お前、イケメンイケメンと言われてたけど、これからはこの俺が・・・!」

エネコロロ「ふぎゃあああああ!!ペルシアン様に寄らないで!この化け物!!」

エネコロロの捨て身タックル!

ブーバー「ごはあっ!!」

ピカチュウ「お〜い!ブーバー!ぶっちゃけ見せるのはやめた方が・・・って遅かったか・・・。」


ラティオス「なあ〜。頼むよ〜。なっ!」

シャワーズ「え、ええっと・・・。」

ピカチュウ「コラ!ラティオス!シャワーズを怖がらせるなよ!」

ラティオス「何!?怖がらせてなどいないぞ!ラティアスへのプレゼントの参考の為、この年代の女の子が何をもらったら嬉しいか聞こうと思っていたのだ!しかしどうも答えがウヤムヤでな。」

ピカチュウ「はあ・・・。」

ラティオス「なあ!何をもらったら嬉しいんだ!教えてくれ!」

シャワーズ「う、うう・・・。」

ピカチュウ「まあまあラティオス。シャワーズは人と話すのがあまり得意じゃないんだから・・・。」

シャワーズ「あ、あのお・・・私は・・・。」

ラティオス「むっ!何だ?」

シャワーズ「私は・・・その・・・えっと・・・お、お笑いの・・・DVDとか・・・お笑いライブのチケットとか・・・もらえたら・・・嬉しい・・・かな・・・。」

ピカチュウ「・・・え?」

ラティオス「な、なるほど!確かに今はお笑いブームだしな!よし!ありがとう!参考になったぞ!」

ピカチュウ「え?ラティオス、本当にラティアスに!?おい!ちょっとラティオス!待てよ〜!あ〜あ・・・。」


ヒノアラシ「はぁ〜・・・。」

ピカチュウ「ヒノアラシ!どうした?またため息なんてついて。」

ヒノアラシ「昨日さあ、あまり眠れなかったんだよねえ・・・。」

ピカチュウ「どうして?何か悩み事?」

ヒノアラシ「いや〜、もしかしたら明日世界が終わるんじゃないかって考えてたら怖くて眠れなかったんだ・・・。」

ピカチュウ「だからお前はどんだけネガティブウウウ!?大丈夫だって!世界はまだ終わらないから!!」

ソーナンス「どしたんや〜?」

ピカチュウ「あ、ソーナンス。ヒノアラシが暗いことばっか考えててさあ・・・。」

ソーナンス「おお、それはちょうどええ!よし!ワイの新ネタ披露したる!暗い気持ちも吹っ飛ぶくらいに笑えるで!」

ピカチュウ「はあ。」

ソーナンス「ショートコント・記念写真2! 撮りま〜す!はい!5に何をかけると10になる〜?2〜!ってわかりにくっ!そこは1+1でええねん!はい、ソ〜ナンスッ!どうも、ありがとうございました〜!・・・どや?」

ピカチュウ「う〜ん・・・。まあ・・・昔よりは若干マシになった気がしないでもないけどやっぱ気のせいかも。」

ソーナンス「な、なんや。なかなか厳しいやんか。ヒノアラシはん!笑えたやろ?な?」

ヒノアラシ「・・・。これからのポケモン島を引っ張っていくはずの若者がこんなんばっかりで大丈夫だろうか・・・。はぁ〜・・・。ポケモン島の未来は暗い・・・。」

ピカチュウ「だからどんだけネガティブ!!?」


ピチュー「わーい!わーい!」

ピカチュウ「あれ、ピチュー達だ。ここで遊んでたのか。」

ピカノ「おおっ!悪のタマタマ6人組だ!突撃〜!!」

トゲピー「トゲ〜!とつげきとつげき〜!」

ぜにぼう「わ〜い!」

タマタマ「なんだ?」「なんだ?」「なんだ?」「なんだ?」「なんだ?」「だんな?」

ププリン「え〜い!ププリンちゃんキック!」

タマタマ「ぐふっ!!」「うわ〜!大丈夫か!ヒビがメッチャ広がったぞ!」「黄身が出てる!黄身が出てる!」「しっかりしろ〜!」「誰か!誰か〜!」「っていうか逃げろ〜!!」

ピカチュウ「ピカノ!何をやってるんだよ!」

ピチュー「あ〜!兄ちゃんだ〜!」

トゲピー「トゲー!」

ピカノ「よおピカチュウ!今ピチュー達とヒーローごっこしてやってたんだ!お前も混ざれ!」

ピカチュウ「ええ?ぼ、僕はいいよ・・・。」

ピチュー「兄ちゃんもやろうよ〜!」

トゲピー「トゲ〜!やろうやろう〜!」

ピカチュウ「うう・・・。し、仕方ないなあ・・・。」

ピカノ「よし、じゃあお前は悪のピカチュウ大魔王役だ!ここに隠れて飛び出して来い!」

ピカチュウ「う、うん・・・。」

・・・。

ピカチュウ「バ〜ッ!!ピカチュウ大魔王だぞ〜!!うわははははははは〜っ!!」

シーン・・・。

ラティアス「・・・あんた、何してんの?」

ピカチュウ「ラ、ラティアス!?あれ?ピカノは!?ピチュー達は!?」

ラティアス「・・・なんか今あんた、大魔王とか何とか言ってなかった・・・?っていうか引くんだけど。あんたってそういう人だったのね。」

ピカチュウ「違う!違うんだよ!これはその・・・。くっそー!ピカノめ!ピチュー達を連れてどっか行きやがったな!」

ラティオス「お〜い!ラティアス〜!」

ピカチュウ「おお、グッドタイミング!今のをウヤムヤに出来るかもしれない!」

ラティオス「なあラティアス!今日はなあ、兄ちゃんがプレゼントを買ってきたぞ!」

ラティアス「ふ〜ん。物によってはもらってあげるけど。何?」

ラティオス「わはは!お笑いDVDセットだ!女の子の大好きな!どうだ?嬉しいだろう?兄ちゃんがいてよかっただろう?ん?」

ピカチュウ「(あちゃ〜・・・。本当に買ってきたんだ。しかもたくさん・・・。ボコボコにされるぞ〜・・・!)」

ラティアス「・・・・・。まあ、もらってあげるわ。せっかくだし。」

ピカチュウ「ええ〜っ!?もしかして案外好きだったりするの!?」

ラティアス「・・・まあ、嫌いではないけど。」

ピカチュウ「(見てるところが想像できね〜!!)」


ガラガラ「・・・。」

ピカチュウ「あれ?ガラガラ。それにレックウザ、ストライク、カラカラじゃん。何してるの?ボケーっとしちゃって。」

ガラガラ「精神統一だ。病気、高所恐怖症、いじめられ。それらは全て己の心の弱さから来ている。こうして心を落ち着けて精神統一をすることにより、克服するのだ。」

カラカラ「(うう・・・。退屈だ・・・。)」

ストライク「(本当に治るのかな・・・。)」

レックウザ「・・・zzz。」

ガラガラ「寝てはいかん!」

ガラガラのボーンラッシュ!

レックウザ「ガハッ!ゴフッ!」

ピカチュウ「ちょ、やりすぎだって!レックウザは体が弱いんだから!」

ガラガラ「ふん。強者に従い弱者にはより厳しく。それが我が武士道。ピカチュウ殿もどうだ?精神統一。」

ピカチュウ「はあ・・・。」


・・・。

ピカチュウ「・・・zzz。あれ?寝ちゃった。つい暖かくて気持ちよかったから・・・。ん?」

ガラガラ「グガー・・・。」

ピカチュウ「なんだ、ガラガラも寝ちゃってたのか。どうりで殴られないわけだ。・・・あ〜、もうこんな時間か。帰ろっと。」

外はもう暗くなりかけていた。

ピカチュウ「いや〜、暇だったから外に出てきたけど、なんだかんだで今日もいろいろあったな。お腹すいたし、帰ったらご飯だ!」
続く


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