ハクリュー「兄さん、最近ポケモン島で痴漢事件が多発しているの。」
ピカノ「ふ〜ん。」
ハクリュー「それで、兄さんは高校の教師でしょ?学生に注意を呼びかけて欲しいの。」
ピカノ「ああ。まあいいけどよ。・・・少し面白そうだな。」
ハクリュー「面白い!?たくさんの女の子達が被害に会ってるのに!?」
ピカノ「まあまあ。俺はポケモン島の怪事件を解決した名探偵ピカノだぜ?痴漢くらい何匹でも捕まえてやる。俺に任せろ。」
ハクリュー「あの時の兄さん、私達の邪魔しかしてなかったじゃない。」
ピカノ「よおし、そうと決まれば早速捜査開始だ!」
ハクリュー「はあ・・・。話さなきゃよかった・・・。」
ピカノ「よおピカチュウ、レオンも一緒か!お前ら、最近ここらで痴漢が多発してるって知ってっか?」
レオン「痴漢ですか?」
ピカチュウ「ふ〜ん。僕には関係ないね。」
ピカノ「関係ないって・・・。島の平和が乱されていることに腹が立たないのか!?」
ピカチュウ「う〜ん・・・。」
ピカノ「そこでだ!俺はこの痴漢を捕まえてやろうと思う!お前らも協力しろ!今日の俺たちはポケモン警察だぜ!」
ピカチュウ「ほら!また変なことに巻き込もうとする!だから嫌なんだよ!な、レオン?」
レオン「う、うん・・・。」
ピカノ「ロコンも被害に会ったらしいぞ。」
レオン「やろう!ピカチュウ君!痴漢を捕まえよう!!」
ピカチュウ「あ〜あ。レオンまで。仕方ないなあ・・・。」
ピカノ「よし、そうと決まればポケモン警察、出動するぜ!と、その前に・・・。あだ名が必要だな!刑事といえばあだ名!あだ名といえば刑事!」
レオン「そうなんだ。勉強になるなあ。」
ピカノ「レオンはレオさんな。」
レオン「おお、ちょっとかっこいいかも!」
ピカノ「俺はピカさん!」
ピカチュウ「僕とかぶらない?」
ピカノ「そうだなあ。じゃあお前はチュウさん。」
ピカチュウ「中3みたいで嫌だ。」
ピカノ「あぁ?何だよワガママだなあ。じゃあいつぞやのピッカピッカーにするか?」
ピカチュウ「断る!」
ピカノ「これもダメか?う〜ん・・・。仕方ないな。じゃあお前がピカさんで、俺はボスな。」
ピカチュウ「・・・ま、いっか。」
ピカノ「よし!改めまして、ポケモン警察、出動!!」
とある駅前
ピカノ「ハクリューの報告によるとだな、ここの電車が一番痴漢の被害が多いらしい。だからこの終点の駅の前で待ってれば来るかもしれん。張り込むぞ!レオさん!ピッカピッカー!」
ピカチュウ「ピカさんだろ!?」
ジラーチ「先輩!何やってんですか?こんなところでコソコソと。」
ピカチュウ「あ、ジラーチ。」
ピカノ「おお、お前は一年生か。ちょうどいい。お前も仲間になれ。あだ名は・・・見かけが星っぽいから『スター』で。」
ジラーチ「おお、カッコいい!」
ピカノ「よし、スター!俺たちは張り込み中だ!例の物を買って来い!」
ジラーチ「はい!わかりました!!」
数分後
ピカノ「・・・なかなか現れないなあ。」
ピカチュウ「いいじゃんそれで・・・。」
ジラーチ「ボス!例の物、買って来ましたよ!」
ピカノ「おう!よくやったぞスター!え〜と・・・。カレーパン!?」
ジラーチ「はい!」
ピカノ「馬鹿野郎!!こういうときはアンパンだろうが!!」
ジラーチ「ひいい、す、すいません〜!!」
ピカノ「ちっ。それで、牛乳な。バナナ牛乳・・・。って何でバナナ牛乳!?どっかズレてんだよお前!!」
ジラーチ「あわわ、好きなんですバナナ牛乳〜・・・!」
ピカノ「しかも!何で週間少年ホップステップまで買ってきてんだよ!!」
ジラーチ「ひいい〜!で、でも今週で長期連載していたボウリングの王子様が最終回で・・・。」
ピカノ「ったく!今度やったらお前は『なんじゃこりゃ!?』って言って殉職する役にするからな!」
ジラーチ「す、すいませんボス・・・。」
ゴースト「あはははは。何してんですか?大声張り上げて。」
ピカノ「ん?ゴーストか。よし、お前のカメラは役に立ちそうだ。いいか、俺たちは痴漢相手の張り込み操作中だが・・・お前には潜入操作をしてもらう!」
ゴースト「おお!何だかよくわかりませんが、任せてください!」
ピカノ「よし、その意気込みだ!いいか、お前は透明になって痴漢の現場を撮影するんだ!重要な役目だぞ!あ、そうそう。お前のあだ名は・・・オバケだ!」
ゴースト「あはははは。そのまんまですね。」
ピカノ「よっしゃ!行って来いオバケ!経過はちゃんと報告するんだぞ!」
ゴースト「了解!」
ピカノ「う〜む。ただ待っているだけじゃダメだな。よし、おとり作戦だ!」
レオン「おとり!?一体誰が!?女の子じゃなくちゃ犯人は釣れないんじゃ・・・。」
ピカノ「そうなんだよなあ・・・。それも危険だし・・・。お、そうだ。女装なんてどうだ?」
ピカチュウ「誰がやるんだよ。僕はやらないぞ。」
レオン「同じく。」
ジラーチ「ぼ、僕も遠慮します・・・。」
ピカノ「あぁ?しゃあねえなあ・・・。女装が似合いそうな奴か・・・。」
ペルシアン「ピカノ先生、僕に用事があると聞いてやってきたのですが。」
ピカノ「おお、よく来てくれたな。・・・よし、ピカさん、レオさん、スター!押さえろ!」
レオン「ごめんペルシアン君!」
ジラーチ「すいません猫さん!」
ピカチュウ「ゆ、許せ!」
ペルシアン「な、なんだ!?」
ピカノ「え〜と、リボンをつけて・・・アクセサリーとかつけて・・・。」
ペルシアン「ちょ、ちょっと!」
ピカノ「ほ〜ら!できた!おお、なかなか綺麗じゃないか!女装にしては。」
ペルシアン「な、なんなんですか!イタズラがすぎますよ!」
ピカノ「・・・ちっ。このままじゃ協力してもらえそうにないな・・・。しょうがない。あいつを呼ぶか。あ、もしもし?」
スリーパー「お呼びですか先生?」
ピカノ「よし、催眠刑事スリーパー!あだ名は・・・スリッパで!」
スリーパー「・・・は?スリッパ?」
ピカノ「お前の催眠術でさあ、このペルシアンをさあ・・・。」
スリーパー「ああ、そんなの簡単っすよ。ほら、ペルシアン君。この輪を見つめて。」
ペルシアン「・・・?」
スリーパー「あなたは♀・・・。かわいい女の子・・・。あなたは♀・・・。あなたは♀・・・。」
ペルシアン「う、うう・・・。♀・・・。♀・・・。」
スリーパー「はあっ!」
ペルシアン「!」
ピカノ「お〜い、ペルシアン!」
ペルシアン「私は女の子・・・。女の子・・・。」
ピカノ「よし!美人婦警ペルシアン!あだ名はキャット!さあキャット!潜入操作だ!頑張ってくれ!」
ペルシアン「はい・・・。私は女の子・・・。女の子・・・。」
ペルシアンはつぶやきながら電車に乗り込んでいった。
ピカノ「よし、これでいい。あ、スリッパはもう帰ってもいいぞ。」
スリーパー「ええっ!?」
プルルルルル・・・
ピカノ「おお、最初に潜入したオバケから連絡だ!もしもし!どうしたオバケ!証拠写真でも撮れたのか!?」
ゴースト「い、いえ、それが・・・。」
ピカノ「あ?」
ゴースト「透明のまま電車に乗って透明のまま電車を降りたら降車駅の駅員さんが『みやぶる』を使えるポケモンでして・・・。それで無賃乗車がバレちゃって・・・。はい。」
ピカノ「馬鹿野郎!いくら透明になれるからって金は払わなくちゃダメだろうが!オバケじゃなくてオバカだ!駅員さんにみっちり怒られて来い!」
レオン「ボス!オバケは!?」
ピカノ「オバケは・・・殉職した。」
ピカチュウ「えええ〜っ!!?」
ジラーチ「ううっ・・・。オバケさん・・・。」
ピカチュウ「ちょ、何を本気にしてんだよ!嘘に決まってるでしょうが!元々あいつゴーストポケモンだよ!?」
プクリン「ピカノ先生!」
ピカノ「え?プクリン先生?ど、どうしたんだ?」
プクリン「ハクリューさんに聞きましたよ!何でも痴漢を捕まえようとしてるとか?」
ピカノ「ああ、まあ・・・。」
プクリン「操作、行き詰ってるんでしょ?私がおとりとして協力します!」
ピカノ「いや、もうおとりにはキャットが・・・」
プクリン「いいえ!心配しないでください!痴漢みたいな女の敵は許せません!」
ピカノ「あの、だから・・・。まあいろんな意味で危険なので・・・。」
プクリン「大丈夫です!行って来ます!」
レオン「・・・行っちゃいましたよ?」
ジラーチ「痴漢、捕まりますかね?」
ピカノ「捕まるわけないだろ?あの人もう三十路超えてんだぞ?よほどストライクゾーン広い痴漢じゃないとよお。っていうか婚期逃してあせってんだよ。ほっとけ。」
更に数分後
ピカノ「う〜む。キャットも戻ってこないし・・・。やっぱ本物の女の協力がないとダメだな。仕方ない、連絡するか。あ、もしもしブースター?サワムラー達が呼んでるから来てくんねえ?」
ピカチュウ「マジで呼ぶの?」
ピカノ「もちろんだ。さて、次はロコン・・・」
レオン「ガルルルルルルル!!」
ピカノ「を、呼ぶのはやめようね・・・。」
ブースター「えっと・・・サワムラー君達は?」
キレイハナ「占って欲しい方がいると聞いたのですが。」
エーフィ「どこが汚れている場所なんです?」
ピカノ「お、揃ってるな。やあやあ、よく来たな!」
ピカチュウ「うわあ、皆いる。」
ピカノ「ポケモン高校の綺麗どころを揃えてみた!」
トサキント「そういうことよん。うっふん。」
ピカノ「金魚、お前は呼んでない。帰れ。」
チコリータ「ピカノ先生!大怪我している人というのは何処ですか!?」
ピカノ「まあまあ落ち着きたまえ君達。今回君達を呼んだのはかくかくしかじかでなあ・・・」
ブースター「ち、痴漢のおとり捜査・・・ですか?」
ピカノ「そうなんだよ!我々ポケモン警察は君達女性の敵を追ってだな・・・。」
ラティアス「つ・ま・り。馬鹿兄貴に有効な超強力武器があるというのは嘘なわけね?」
ピカノ「え、まあ嘘といえば嘘なのだが・・・。それは君達の興味をひいてここに集めるためであり決して悪意があって嘘をついたわけでは・・・。」
ラティアス「ばっかみたい。嘘つく男って最低。ま、どうせあんたのことだし、そんなこったろうと思ってたけどさ。あ〜あ。帰ろ帰ろっと。」
エーフィ「はあ・・・。嘘だったんですか。仕方ない。ここら辺を掃除して帰りますか。」
チコリータ「な〜んだ。嘘だったんですね。よかった〜。」
キレイハナ「こんなことなら事前に占っておけばよかったわ。」
ピカノ「お、おい!待ってくれよ!」
シャワーズ「あ、あのお、ここでお笑い芸人さんのライブがあるというのも・・・。」
ピカノ「あ〜、もう!わかったよ!あ、もしもしソーナンス?今からさあ、」
シャワーズ「あ、えっと・・・その・・・もう、いいです・・・。ごめんなさい・・・。」
ピカノ「あっ!ちょっとシャワーズ!」
エネコロロ「キーッ!!ペルシアン様が私をお呼びだと言うから来たのに〜!!」
ピカノ「お、落ち着け!いでででで!おうふくビンタはやめろ!」
ペルシアン「ピ、ピカノ先生!酷いじゃないですか!大恥かきましたよ!」
ピカノ「ゲッ!ペルシアン!じゃなくてキャット!催眠が解けたのか!」
エネコロロ「ギニャ〜ッ!!ペルシアン様、その格好・・・!」
ペルシアン「はっ!こ、これはその・・・。」
エネコロロ「す・て・き〜。ごろにゃ〜ん。さすがペルシアン様、女装も似合ってらっしゃるわ〜!」
ペルシアン「え?そ、そうかな・・・。」
エネコロロ「本当ですわ〜!嫉妬しちゃいそ〜う!」
ピカノ「よ、よかったじゃないか。ははは。」
キルリア「先生〜!遅れてごめんねっ☆」
ピカノ「ゲッ!キルリア!」
キルリア「ねえねえ、キルを迎えにきてくれた白馬の王子様ってどこどこ〜?」
ピカノ「えっと・・・もう少しで来るよ!それじゃ、俺らはこれで!」
パカラッパカラッ
キルリア「キャ〜!来た〜!!」
ギャロップ(3年)「僕、白馬。」
コイキング(1年)「僕、王子。」
キルリア「え〜ん!キル、こんなの嫌〜!!」
ピカノ「お〜い!ミュウツーから犬を借りてきたぞ!」
ワンちゃん「ワン!ワン!」
ジラーチ「うわあ、警察犬ですね!」
ピカノ「そういうことだ。ほら、お手。」
ワンちゃん「ガブッ!」
ピカノ「ぎゃああああ!!噛みやがったぞこいつ!!」
レオン「ほおら、おいで〜。」
ワンちゃん「ワン!ワン!」
ピカノ「コラア!何でそいつらにだけ懐くんだ!!」
ピカチュウ「ワンちゃんは賢いから善悪が判断できるんだよね〜。」
ワンちゃん「ワン!ワン!」
ピカノ「おいおい!それじゃ俺は悪かよ!?」
プルルルルルル・・・
ピカノ「おっと電話。もしもし?」
ラティアス「もしもし?」
ピカノ「何だ。ラティアスじゃないか。どうした?」
ラティアス「あんた達、さっき痴漢がどうこう言ってたじゃない?そういえば思い出したんだけどさ、私も痴漢にあったことあるのよねえ。だから一応、その痴漢の特徴くらい教えてやろうかと思って。」
ピカノ「おお、マジか!頼む!」
ラティアス「え〜っと、確か腕がたくあんあって・・・何だか気持ち悪い奴だったわ。」
ピカノ「腕がたくさん・・・。はっ!まさか・・・カイリキー!?」
ラティアス「違う違う。まああいつならやっててもおかしくないけど。もっとたくさんの腕があったわ。それで、身体は青っぽかったかしら。」
ピカノ「なんてポケモンだったのかは覚えてないのか?」
ラティアス「う〜ん、そこまではちょっとね。」
ピカノ「しかし珍しく協力的じゃないか。電話までしてくれるなんて。ん?もしかしてその痴漢にあったときに怖くて何も言い出せなかったから悔しかったとか?はっはっは!お前も女らしいところあるんだな!」
ラティアス「バ〜カ。その痴漢には特大ミストボールお見舞いしてやったわよ。いろいろ聞かれるのが面倒だったから警察には突き出さないでやっただけ。」
ピカノ「ふ〜ん。そっか。ま、なんでもいいや。ありがとよ!うん。うん。わかった。それじゃ!」
ジラーチ「どうしましたボス!」
ピカノ「ラティアスから情報があったんだ。痴漢常習犯の奴の特徴は青くて手がたくさんだそうだ。よし、ワンちゃんに犯人のにおいを使って捜索させよう!」
レオン「でもそれには犯人のにおいがついたものがないと。」
ピカノ「・・・・・・あっ!確かに!」
ピカチュウ「気づくの遅っ!」
ピカノ「なんだよ〜。これじゃこの犬つかえねえじゃねえか!」
ワンちゃん「ガウウウ〜ッ!ガブッ!!」
ピカノ「ぎゃああああ!!どうして現場に血が流れるんだ!!」
ピカチュウ「あんたが犬に噛まれたからだよ。」
ピカノ「くっそ〜・・・!ああっ!!」
レオン「今度は何ですか!?」
ピカノ「あれがやりたい!ブラインドってあるじゃん?プラスチックとかで出来た横長の奴がたくさん付いてるカーテンみたいな奴!あれの隙間から窓の外を覗く奴がやりたい!!」
ピカチュウ「やりたいって何だよ!お前もう面倒くさいよ!」
ピカノ「何だよ〜。やりたいのに。じゃああれだ!俺が『事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!』って言うような状況を作れ!」
ピカチュウ「もういいってば!警察ごっこがやりたいなら今度ピチュー達を連れてきてやるから!」
ミミロップ「誰か!痴漢です!捕まえてください!」
ピカチュウ「あっ!」
ピカノ「とうとう出たか!野郎!今日はバスで痴漢だったとはな!行くぜお前ら!どいつが痴漢だ!?」
オムスター「・・・。」
ピカノ「青くて手がたくさん・・・。間違いない!あいつだ!捕まえるぞ!!」
ワンちゃん「ワン!ワン!」
オムスター「うわっ!」
ピカノ「待ちやがれ!!」
オムスター「ひいい!」
ピカノ「あっちはポケモンブリッジの方か!よし、ピカチュウ!ポケモンブリッジを封鎖しろ!」
ピカチュウ「無理に決まってるだろ!」
ピカノ「だ〜っ!違うだろ!ここは『ポケモンブリッジ封鎖出来ません!』って返すんだろうが!」
ピカチュウ「あのな!」
オムスター「来るな!来るな〜!!」
ピカチュウ「レオン、ジラーチ!」
レオン「オッケー、ピカさん!」
ピカチュウ&レオン&ジラーチ「トリプルスピードスター!!」
オムスター「うわわわわわわ〜っ!!」
ピカノ「とりゃあ〜っ!!逮捕する!!」
ピカノの叩きつける!
オムスター「ぶへえっ!!」
ピカノ「よっしゃあ〜っ!!やったぞ!大手柄だ!」
オムスター「ううう・・・。」
ピカノ「観念しろ!この痴漢野郎!」
オムスター「痴漢・・・?」
ピカノ「そうだ!青くて手がたくさん!ラティアスに聞いた特徴にそっくりだ!」
オムスター「はあ・・・。」
ピカノ「お前、しかもずいぶんいろんな奴を狙ったらしいな。ラティアスに聞いたが、前にロコンにもやったんだって?痴漢。」
レオン「ロコンちゃんに!?」
レオンの十万ボルト!
オムスター「ぎゃあああ!!」
ピカチュウ「ちょっとレオン、よしなって!」
レオン「もう少しダメージ与えとかないと元気になって逃げちゃうかもって思って。」
ピカチュウ「いや、明らかに個人的な理由で攻撃したよね。・・・まあいっか。悪いのはこいつだし。」
ジラーチ「痴漢はいけませんよ!さあ、大人しく警察に行きましょう!」
オムスター「あの・・・さっきから痴漢痴漢って・・・。何の話でしょうか?」
ピカノ「あぁ!?てめえ!しらばっくれるつもりか!」
オムスター「・・・いや、本当に。」
ピカノ「・・・・・・・。じゃあ何で逃げた?」
オムスター「ええ、僕、犬苦手なんですよ。」
ピカノ「なにい!?」
ワンちゃん「ワン!ワン!くぅ〜ん!」
オムスター「ひゃあああ!来ないで!来ないで!犬怖い!犬怖い〜!!」
ピカチュウ「・・・じゃあ本物の痴漢ってのは・・・。」
ピカノ「別の奴だあああ!!皆戻れ!追え!追ええええ!!」
ドククラゲ「へへへ。うまく逃げられたぜ。こう見えても素早さには案外自信があるからな。へへっ。」
ラグラージ「ぐばあああああ!!!」
ドククラゲ「おわあ!!なんだ!?」
ラグラージ「あ・そ・ぼ!あ・そ・ぼおおおおおお!!」
ドククラゲ「ぐわあああ!!は、放せ!放せえええ!!」
ミミロップ「あの人です!」
ハクリュー「やはりあなたでしたね!痴漢常習犯ドククラゲ!今日こそ逮捕します!」
ピカノ「どこだ!?真犯人はどこだ!?ああっ!ハクリュー!」
ハクリュー「あら兄さん。ごめんなさい、今仕事中だから。あ、そうそう。この前言ってた痴漢常習犯、たった今捕まえたわよ。」
ピカノ「なんだと!?」
ドククラゲ「うぐ・・・く、くっそ〜!!」
ピカノ「青くて手がたくさん・・・。こいつだ〜!!」
ジラーチ「ははっ。先を越されちゃいましたね、ボス。でもよかったですね!解決して!」
レオンの十万ボルト!
ドククラゲ「うぎゃあああ!!」
レオン「あ、すいません。手が滑りました。」
ピカチュウ「レオン、だからやめなって・・・。」
キモリ「よおラグラージ。ごめんごめん。待たせたな。」
ラグラージ「あ、キモリ!ぐへへ!」
キモリ「いや〜、実はさあ、今週で長期連載していたボウリングの王子様が最終回だったからさあ、ついついコンビニで読みふけっちゃったよ。ほら、お詫びにお菓子たくさん買ってきたぞ。」
ラグラージ「うわあ〜い!お・か・し!お・か・しいいいいい!!ぐひゃひゃひゃ!」
ピカノ「うおお〜っ!!なんじゃそりゃあああ!!」
こうして、次の日の新聞の一面には『ラグラージお手柄!痴漢常習犯逮捕!』の記事が載ったのだった。
プクリン「ポケの手線5週目!もうそろそろ痴漢に会いそうな気がします!きゃ〜!怖〜い!」
続く
戻る 次の話
[PR]動画