春!出会いと別れの季節!

ポケモン高校の生徒達も何とか全員進級することが出来た。

ただ一人だけの例外を除いて。

ダーテング「・・・・・。」

ヤドラン「よっ!一年生!ぷぷぷ・・・。」

ダーテング「くうう・・・。」

ヤドラン「いや〜、俺の方が年下なのに学年は俺の方が上かあ。ぷぷぷぷぷ・・・。」

ダーテング「うるせ〜!!俺だって好き好んで留年してるんじゃねえええええ!!」

ダーテングとヤドランは新年度早々ケンカを始めた。

進級した、ということは当然、例年通りクラスも変わる。

ピカチュウ「え〜と・・・ピカノは3組の担任だから僕は3組だな。ほら、名前あった。」

レオン「う〜ん。僕は2組だ。またピカチュウ君とは別かあ・・・。・・・あ!でもロコンちゃんがいる!やったやったー!(ヤドランはいない。)」

プリン「あ〜あ。私も別のクラスだ。1組だって。・・・ゲ!同じクラスにヘラク」

ヘラクロス「うおっしゃあああああ!!プリンと一緒のクラスだあああ!!」

カイリキー「うるせえ!お前少し黙ってろ!」

ヘラクロス「おやおやカイリキー君。ブースターと別のクラスだったからイライラしてるのかな?はっはっは。」

カイリキー「この野郎!その角へし折ってやるぞ!!」

ヘラクロスとカイリキーもまたケンカを始めた。

ラティオス「いや〜、盛り上がってるなあ。え〜と、ラティアスは3組か。」

・・・。

ピカチュウ「あれ?あんた何でいるの?去年卒業したんじゃないの?」

ラティオス「俺の進学した大学はこの高校の付属ですぐ隣にあるからな。いや、この高校が大学の付属と言った方が正しいか。だから時間さえあればいつでもラティアスに会いに来れるぞ!はっはっは。」

ラティアス「はぁ〜あ・・・。頭が痛いわ・・・。」

ピカチュウ「(大変だなあ・・・。)」

???「あの〜、すいません。」

ピカチュウ「はい?僕?」

ジラーチ「僕、1年生のジラーチです!ピカチュウ先輩に憧れてこの高校に進学してきました!これからどうかよろしくお願いします!」

ピカチュウ「僕に?憧れ?え?え?」

それだけ言うとジラーチは走り去って行った。

ピカチュウ「何だ今のは???」

まあ、春になるといろんな出会いがあるということだ。


そんな中、たそがれているポケモンがまた一人。

アブソル「はぁ〜あ・・・。」

キルリア「どうしたのアブアブ〜?(アブソルのこと)また不幸でも降ってきちゃったの〜?」

アブソル「キ、キルリアさん。え、え〜と・・・そ、そうなんだよ。また不幸が降ってきちゃってさあ。いや〜、参ったなあ。ははは・・・。」

キルリア「・・・。」

アブソル「・・・え?ど、どうしたの?」

キルリア「アブアブ、もしかして恋しちゃってるでしょ〜?」

アブソル「えっ!ええっ!?な、なんでわかったの?」

キルリア「ふっふっふ。キルの目はごまかせないのだっ♪」

アブソル「うう・・・。」

キルリア「ね〜ね〜、相手は誰?ロコンちゃん?ブーちゃん?あ、もしかしてキル〜?キャッ☆」

アブソル「いや、この高校じゃないんだけど・・・。」

キルリア「だれだれ〜?おしえておしえて〜。」

アブソル「あ、あの・・・台派高校のミミロップさんってポケモンなんだ・・・。」

キルリア「へぇ〜。台派高校なんだ〜。よ〜し!キルが恋のキューピットになってあげるっ☆」

アブソル「あ〜!何を喋ってるんだ僕は!忘れて!今の全部忘れて!」

キルリア「なんで〜?キルが全力でサポートしてあげるのに〜。」

アブソル「だ、だって僕みたいな運の悪い奴が恋なんて・・・。どうせダメに決まってるんだ・・・。」

キルリア「だめだめ!ぜ〜んぶ自分の運のせいにしちゃうのって〜、アブアブの悪い癖だよっ!やってみなくっちゃわかんないじゃん!」

アブソル「だって実は前にもこんなことがあったんだ・・・。」


3年前・・・。

僕は北地区のニャルマーに恋をした。

初恋だった。僕はなんとしても親しくなりたくて毎日北地区まで通った。

ある日、僕は勇気を出して告白した。

アブソル「あの・・・ぼ・・・ぼ・・・ぼ・・・ぼぼぼーぼぼーぼぼくと付き合ってください!」

ニャルマー「・・・はい!よろこんで!」

夢かと思った。

それからの日々は最高だった。

いつもみたいにマンホールに落ちたり野良犬に噛まれたり母親が僕の知らないうちに夜逃げしてても平気だった。

だけど、付き合い始めて2週間経ったある日。

・・・彼女はブニャットに進化していた。

ニャルマー(3・9キロ)→ブニャット(43・8キロ)

しかも。

ブニャット「悪いんだけどお〜。あんたといると不幸がうつるって言うかぁ〜。とりあえず別れてくんな〜い?」

あっちから降られた。っていうか性格まで変わってた気がした。


アブソル「でもさあ、不幸がうつるって言われてみればその通りかなあ、って。僕なんかが恋愛する資格なんて・・・。」

キルリア「アブアブのバカ〜!昔の事は昔の事!今は今っ!ねっ!キルと一緒に頑張ろう?」

アブソル「い・・・いいってば。僕の事はほっといてよ〜。」

キルリア「とにかく、その子がどんな子か知らなくっちゃ!さ、北地区まで行こう?」

アブソル「ちょ、ちょっとキルリアさん・・・。」

アブソルはキルリアに引っ張られながら結局北地区まで行くことになった。


キルリア「もう少しで台派高校ね。あっ!神社がある!ね〜ね〜アブアブ!おみくじでも引いて運試ししてみようよ☆」

アブソル「いいよお・・・。どうせ大凶だもん。」

キルリア「だ〜か〜ら〜!そういうのがいけないの〜!そんなことばかり言ってるとヒノっち(ヒノアラシ)みたいになっちゃうぞっ!すいませ〜ん!おみくじくださ〜い☆」

ルギア(神社の人)「あいよ〜。」

キルリア「ほら、アブアブ!引いて引いて!」

アブソル「はぁ・・・。わかったよ。それじゃあこれで。・・・あっ!」



アブソル「初めて大凶以外のものを引いた!」

キルリア「やったじゃ〜ん!今日のアブアブ超ついてる!」

アブソル「す、少し自信ついたかもしれない・・・。」

キルリア「よ〜っし!それじゃあ台派高校へレッツゴ〜☆」

ルギア「(・・・ここのおみくじには大凶が無いから凶が最低なんだけど・・・言わないほうがよさそうだな。)」


台派高校前

キルリア「ここで待ってればきっと来るよね♪」

アブソル「ねえ、やっぱやめない?絶対まずいって・・・。」

キルリア「でもぉ〜。北地区の子って事は〜、ちょっとしたエンレンだね♪」

アブソル「え・・・えんれん?」

キルリア「遠距離恋愛の事。」

アブソル「あ、ああ、なるほど。」

キルリア「ところでそのミミロップちゃんとはどれくらい話したことあるの?」

アブソル「え?いや、話したことなんてないけど・・・。」

キルリア「え〜?じゃあどこで好きになったの?」

アブソル「か、彼女、この近くのファーストフード店でアルバイトしてるみたいで・・・。そこで初めて会ったときに一目ぼれして・・・。」

キルリア「なるほどね〜。でも話したことないのか〜。じゃあ彼女が来たらキルがテレパシーを使ってアブアブをフォローしてあげるね!」

アブソル「そ、そんなことできるんだ。」

キルリア「大丈夫!キルの言うとおりにすればきっと上手くいくよ!アブアブ、ちゃんとしてればカッコいいし!」

アブソル「そ、そうかな・・・。あっ!」

キルリア「え?もしかして来たの?」

ブニャット「あら、誰かと思えばアブソルじゃない。久しぶりね。もしかしてヨリでも戻しに来たの?」

アブソル「ブ、ブニャット・・・さん。いや、それがその・・・。」

ドクロッグ「おい!」

アブソル「え?」

ドクロッグ「お前・・・何俺の女に手ぇ出してんだ?あぁ?」

アブソル「お、俺の女、と言いますと・・・?」

ドクロッグ「そこにいるブニャットに決まってんだろうがあ!!」

ドクロッグは太っている子が好み・・・俗に言うデブ専だった。

アブソル「ぼ、僕はただの昔の知り合いで・・・。別に手を出したわけでは・・・。」

ブニャット「ドクロッグ〜。こいつ私に酷い事した〜。ぶっ飛ばしちゃって〜。」

ドクロッグ「よし、任せろ!」

ドクロッグのどくづき!

アブソル「うわあ〜!なんでこうなるの〜!」

キルリア「ああっ。アブアブが!どうしよう・・・。そうだ!」

キルリアはどこかへ走っていった。

アブソル「キ、キルリアさ〜ん。どこ行くの〜?助けてえ〜。」

女の子に助けを求める情けないアブソル。

ドクロッグ「へっ!弱すぎるぜ!」

ブニャット「素敵よドクロッグ〜。」

アブソル「うう・・・。」

ドクロッグ「さ、行くぞブニャット。」

おい、待てよ。

ドクロッグ「あぁ!?今なんか言ったのお前か!?」

アブソル「待てっつってんだよ。」

ドクロッグ「なっ・・・なんだ?さっきと迫力が違う・・・。」

アブソルのつじぎり!

ドクロッグ「ぐおっ!」

アブソルのきりさく!

ドクロッグ「ぐああっ!!」

アブソル「とどめだ。」

アブソルのサイコカッター!

ドクロッグ「ぐわあああああ!!く、くっそー!俺に手を出したらガブリアスさんが黙ってねえぞ!覚えてやがれ!!」

アブソル「ふん。雑魚が。」

・・・。

アブソル「ふう。あ〜、よかった。なんとかなって。」

キルリア「え〜と・・・な、何をしたの?」

アブソル(キルリア)「たまぴー(たまっち)に電話してこの前の入れ替わりマシーンをシンタロちゃん(シンタロウ)で大至急持ってきてもらったの♪それでキルがアブアブに変わってお仕置きしたってこと♪」

キルリア(アブソル)「あ、そういうことか・・・。キルリアさん凄いなあ。一体何が起こったのかと・・・。」

アブソル(キルリア)「そういうことか・・・じゃないでしょ〜!男の子なんだから逆にキルを守ってくれるくらいじゃなくっちゃ〜!」

キルリア(アブソル)「ご、ごめん・・・。」

アブソル(キルリア)「でも無事でよかったね!さ、座って彼女を待・・・」

ベチャッ

アブソル(キルリア)「や〜ん!座ったところにガムが捨ててあった〜!」

キルリア(アブソル)「あ、僕の体は不運を読んじゃうから早めに戻ったほうが・・・。」

アブソル(キルリア)「そうだね。それじゃ、元に戻す、と。ポチっとな☆」

二人の体はたちまち元に戻った。

アブソル「うう・・・結局ガムがくっついちゃったのは僕の体なんだよな・・・。」

キルリア「それじゃ、私、たまぴーにこの機械返してくるから少しだけ待っててね☆」

アブソル「え?ちょっと・・・僕も行くよ・・・。」

キルリア「だめだめ〜。不在のうちに彼女が来ちゃったらどうするの〜?ちょっとだけだから待ってて♪」

アブソル「キ、キルリアさ〜ん。」


アブソル「うう、行っちゃった・・・。この瞬間に彼女が来たりしたらどうしよう・・・。」

・・・。

アブソル「あ、なるほど。今回の不幸の内容が読めたぞ。」

ドクロッグ「あいつです!あいつが俺を!」

ガブリアス「あぁ?お前、あんな弱そうな奴にやられたのか?」

アブソル「まず、さっきのドクロッグが仕返しのためにボスを連れてやってくる。」

ガブリアス「よお。てめえ、俺の部下をずいぶんかわいがってくれたそうじゃねえか。」

アブソル「そして何の関係もない僕がボスにタコ殴りにされる・・・。」

ガブリアス「何ゴチャゴチャ言ってんだ?カスが。」

バキッ!ドカッ!

アブソル「ほらね・・・。もう大体の流れは分かるんだ・・・。」

ドクロッグ「何が『ほらね』だ!さっきの威勢はどうした!この!この!」

アブソル「ひいい。誰か助けて〜〜〜。」

ジャン!ジャジャジャジャーンジャジャジャジャーンジャジャジャジャーンジャン!

ドクロッグ「なんだなんだ?この音楽は。」

胸〜につけ〜てる〜マークはヒトデ〜自慢の水鉄砲で〜敵を〜討〜つ〜。ヒトデの国から僕らのために〜来〜たぞ〜我ら〜のヒ〜ト〜デ〜マ〜ン〜!

ヒトデマン「シュワッチ!ヒトデマン参上!!」

アブソル「テ、テーマ曲付きで出てきた・・・。」

ガブリアス「なんだてめえ?」

ヒトデマン「正義の味方、ヒトデマンだ!くらえ悪党共!ヒトデウムこうせ」

ガブリアスのドラゴンダイブ!

ヒトデマン「ぐおあああっ!!」

ピコーンピコーンピコーン

ヒトデマン「ううっ。まずい・・・。」

アブソル「ヒ、ヒトデマンさ〜ん・・・。」

ヒトデマン「そこの少年よ!頑張れヒトデマン!と応援するのだ!」

アブソル「え?」

ヒトデマン「少年の応援で立ち上がったほうが感動的なのだ!ほら!早く!」

アブソル「が、頑張れヒトデマ〜ン!」

ヒトデマン「シュワーッチ!自己再生!みんなの応援のおかげで正義のヒーロー・ヒトデマンは立ちあがっ、ぶごおっ!!」

復活後、3秒でぶっ飛ばされるヒトデマン。

ガブリアス「てめえもポケモン高校の奴か。この前のセミといい、ポケ高の野郎共は最近調子にのってやがるな。」

アブソル「い、いえ、そんなことは・・・。」

???「ガブリアス、今度は他校の生徒とのトラブルか?」

アブソル「?」

ガブリアス「ちっ。生徒会のエルレイドか。」

エルレイド「今度は停学じゃすまないぞ?」

ガブリアス「けっ。上等だ。退学でもなんでもしてみやがれ。」

エルレイド「さあ君、大丈夫かい?」

アブソル「あ、ありがとうございます・・・。」

ガブリアス「あ〜あ。なんか冷めちまった。行くぞ、ドクロッグ。」

ドクロッグ「ちぇっ。つまんねえの。」

ヒトデマン「・・・。自己再生!このヒトデマンの活躍で悪は滅びた!さらばだ!シュワッチ!!」

エルレイド「それじゃ、僕も行くよ。今度からは気をつけなよ。」

アブソル「す、すいませんでした・・・。」

キルリア「アブアブ〜!あれ?なんかボロボロ〜。」

アブソル「キ、キルリアさん・・・。実はかくかくしかじかで・・・。」

キルリア「大変だったね〜。あ、もしかしてキルのせい?でもさでもさ、その程度ですんでラッキーだったじゃん♪」

アブソル「ラッキーな人はこんな傷負わないよ・・・。」

キルリア「まあまあ、気を取り直して!また彼女を待とう!」


更に数分後。

アブソル「き、き、来た!来たよ!!あの素敵な耳は間違いない!」

キルリア「よ〜し!じゃ、私は隠れてるからね!」

近づいてくるミミロップ。

アブソル「あ、あわわ・・・。」

キルリア「(アブアブ!まずは挨拶して!)」

アブソル「あ、あのお・・・。」

ミミロップ「はい?」

アブソル「こ、こんにちは・・・。」

ミミロップ「?ええ、こんにちは。」

キルリア「(彼女の素敵なところをベタ褒めしてあげて!)」

アブソル「あのお、すて・・・すて・・・」

キルリア「(ファイトッ☆)」

アブソル「ス、ステゴサウルスってカッコいいですよね・・・。」

キルリア「何の話〜〜〜!?」

ミミロップ「う〜ん。私はトリケラトプスが好きかな。」

キルリア「あれ〜?食いついてる!?ぶっちゃけありえな〜い!」

アブソル「ト、トリケラトプスもいいですよね・・・。」

キルリア「(もう恐竜の話はいいの〜!耳に惚れたんだったら〜、その長いお耳が素敵だね、とか言ってあげて!)」

アブソル「そ、その長いお・・・お・・・おみ・・・み・・・み・・・ミミズ・・・図工・・・牛・・・」

キルリア「何でしりとりなの〜!?」

アブソル「牛・・・し・・・シート・・・都市・・・あ、また『し』だ・・・。し・・・し・・・」

ミミロップ「試合」

キルリア「ノってきた〜!うっそ〜!」

アブソル「い・・・イカ」

ミミロップ「か・・・貨物船。あ、『ん』が付いちゃった。」

キルリア「はやすぎ〜!っていうか〜!『貨物』だけでよかったじゃ〜ん!」

アブソル「え、え〜と・・・」

キルリア「(と、とりあえず好印象は持たれてるみたいだから〜。それじゃ、次はデートに誘っちゃえ〜!☆)」

アブソル「ええ!?そ、そんないきなりは無理だよお・・・。」

ミミロップ「???」

キルリア「(大丈夫!もっと自分に自信を持って!ねっ?お洒落なお店でお食事とかいいと思うな♪)」

アブソル「ええっと、ええっと、しょ・・・しょ・・・」

ミミロップ「しょ?」

アブソル「しょ・・・ショルダー(肩)にホコリがついてますよ・・・。」

キルリア「違うでしょ〜〜〜!しかもちょっと無理やりすぎ〜!」

ミミロップ「あ、ありがとうございます。」

エルレイド「ミミ。何してるんだい?ん?そちらのポケモンは?」

アブソル「(え?え?あれ?このポケモン・・・。)」

ミミロップ「あらエル。ホコリをはらってくれた親切なポケモンさんよ。」

エルレイド「あれ?君はさっきの・・・。何か用事でもあったの?」

キルリア「(なになに?ライバル出現〜?そいつは俺の女だ!そのうす汚ない手を離せ!って言っちゃえ〜!)」

アブソル「そ、それはまずいって・・・。何でケンカ腰?」

エルレイド「え?」

アブソル「あ、いえ。もう用事は済んだので・・・。」

エルレイド「そっか。残念ながらこの高校には不良も多い。注意して帰りなよ。さて、ミミ。今日は食事に行く約束だったよね。じゃ、行こうか。」

ミミロップはエルレイドと仲良く去っていった。

キルリア「あらら・・・。」

アブソル「はは・・・。彼氏・・・いたみたいだね。」

キルリア「アブアブ・・・。」

アブソル「はぁ・・・。僕ってやっぱりついてないな・・・。」

キルリア「そんなに落ち込まないで!運なんて自分の力で引き寄せるものだよっ☆ また頑張ろう?ねっ?」

アブソル「・・・うん。ありがとう。キルリアさん。ん?」

アブソルは落ちていた何かを拾った。

アブソル「あ、500円玉だ・・・。」

キルリア「わ〜!よかったじゃん!アブアブ超ラッキ〜!」

※この島での通貨単位は『ポケ円』で、大体のポケモンは『円』と略す。

キルリア「ね?たまにはいいことだってあるでしょ?」

アブソル「はは・・・。そうだね。確かにいつもよりはついてる気がする。こんなの初めてだ・・・。」

キルリア「あれ?でもこれ、よく見ると・・・」

おもちゃ銀行

アブソル&キルリア「・・・・・。」
続く


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