今日はポケモン高校のマラソン大会である。
ピカチュウ「あ〜、だるい。マラソン大会なんて数ある学校行事の中でも特に嫌いな部類に入るな・・・。」
ブルー「さあ、マラソン大会の始まりだ!ルールを説明するぞ!自分の力で走るか飛ぶかして男女問わず10キロ走ってもらうぞ!実況は私、ブルーが上空からシンタロウに乗ってお送りします!!」
レオン「ブルー君、実況に徹するからって出場しなくていいらしいよ。」
ピカチュウ「くそっ。こんなに放送委員になっておけばよかったと思ったのは初めてだ・・・。」
ブルー「さあさあ、ではさっそくスタートするぞ!」
リザードン「いちについて!よ〜い・・・スタアアアアアアト!!」
レックウザ「ぐほっ!!」
ブルー「おおっとレックウザ、開始3メートルで早くも倒れた!!」
ピカチュウ「はやっ!!」
ブルー「さて、早くもトップグループが出来てきたぞ!」
ラティオス「うおおおおおおお!!」
ラティアス「ほらほら、もっと早く走りなさい!」
ブルー「おおっと!ラティアスはラティオスに人力車を引かせているぞ!!」
キレイハナ「そこ左ね。」
ルギア「はい。お嬢様。」
ブルー「キレイハナはルギアの運転するリムジンを利用しているぞ!!」
ミュウツー「はっはっは。走れチーちゃん!(チーター)」
ブルー「ミュウツーはチーターの背中に乗っている!!」
リザードン「お前ら自分の力で走れって言ってるだろうが!!」
デオキシス「ひゃ〜っはっはっはっはっはっははああああああ!!ではそろそろ俺様の切り札を見せてやるぜえええええええ!!チェエエエエエエエンジスピードフォォォォォォォルム!!」
フシギダネ「今だ!ツルの鞭!」
ブルー「おおっと!フシギダネ、デオキシスの体にツルの鞭を巻きつけて引きずっていってもらうつもりだ!!」
デオキシス「うひゃっはああああああああ!!」
フシギダネ「いて!いででででででで!!擦れる!擦れるうう!!」
ピカチュウ「・・・まあそうなるよな・・・。」
ブルー「さて、様々な方法で走っている各選手ですが、自力で走っている中で一番頑張っているのはヤルキモノだ!!」
ヤルキモノ「うおおおおおおおお!!車や動物に負けてたまるかああああああ!!」
ヤドラン「ちっ。なんか面白くないな。これでもくらえ!」
ドカアアアアアアアン!
ブルー「ああっと!ヤドラン、ビリリダマをヤルキモノに向かって放り投げた!!もう彼には良い心は残っていないのか!?って、あれ?」
ヤルキモノ「ぬ、ぬおおおおおおお!!」
ブルー「なんと!ヤルキモノ、ボロボロになりながらも走っている!!」
テッカニン「あ!マキビシセット落とした!!わざとだけど。」
ブルー「おおっと!これは大変だ!後ろに続く選手達が非常に通りにくくなってしまったぞ!これは回り道をするのが得策か!?」
ヤルキモノ「回り道だと!?そんなことしてられん!男はただ真っ直ぐ進むのみだ!!」
ブルー「なんと!!ヤルキモノ、マキビシを踏みつけながら進んでいる!!」
ガラガラ「・・・。」
ブルー「さて、ガラガラもマキビシゾーンに到達したぞ!さて、どうするのか!?」
ガラガラ「茨の道は通らない。それが我が武士道・・・。」
ブルー「逃げたああ!武士が逃げたああ!ってあれ?」
ラプラス「ラプラスウウウウウウ!!」
ブルー「ああっと!コース上にラプラス乱入ううう!!なんか機嫌が悪くて暴れているぞ!!」
ヤルキモノ「うおおおおおお!!」
ブルー「ヤルキモノ、ラプラスが暴れているところに正面から突っ込んでいった!!」
ラプラス「ラプラスウ!!」
ヤルキモノ「ぐはっ!!」
ブルー「ああ、ヤルキモノ、吹っ飛ばされた!!」
ヤルキモノ「ま、負けるかああああああ!!」
ラプラス「ラプラスうううううう・・・!」
ブルー「おっとラプラス、そこに駐車してあった車を担いで・・・ヤルキモノに向かってぶん投げたああ!!」
ドガシャアアアン!!
ヤルキモノ「ぐああああああ!!」
チコリータ「もう血まみれじゃないですか!ドクターストップ!ドクターストップです!ドクターっていうか保健委員ストップです!!リタイアしてください!」
ヤルキモノ「リ、リタイアだと・・・?男に・・・リタイアなんてあるものかああああああ!!」
ブルー「ヤ、ヤルキモノ、凄いガッツだあああああああ!!」
ヤールキモノ!ヤールキモノ!
ブルー「聞いてください!このヤルキモノコールを!全国の男達が今、感動しているのです!!」
ヤルキモノ「皆・・・。俺は・・・俺は負けられんのじゃあああああああ!!」
ラティアス「・・・ばっかみたい。」
ブルー「ああっと!ラティアス、ヤルキモノの30行近くに渡った頑張りをたった一言で!一瞬にして否定したああああああ!!」
ピカノ「さて、それじゃそろそろ・・・」
リザードン「うむ。罰ゲーム発表!!」
ピカノ「ビリだった奴には・・・?」
リザードン「体力をつけて欲しい!と、言う事で・・・この超超超激辛カレーを水無しで食べてもらうぜ!!」
ピカチュウ「芸人か!!」
リザードン「そして今年は反則が多いので・・・?」
ピカノ「この後反則した奴にはこの電流ビリビリマシーンを受けてもらうぞ!!」
ピカチュウ「だから芸人かっての!!」
ボーマンダ「・・・激辛カレーか・・・。ちょっと食ってみたいな・・・。」
ピカノ「そんなこと言ってていいのかな?おーい、ラプラス君!このカレー、一口食ってみ?」
ラプラス「ラプラス〜?」
パクッ
ラプラス「ぎゃあああああああああああ!!!」
ピカチュウ「『ラプラス』以外の言葉で叫んだああああああ!!」
ピカノ「さて、今の悲痛な叫びが聞こえたかな?こうなりたくなかったら頑張りたまえ諸君。ハハハハハハ!!」
キレイハナ「さて、もう車には乗れないみたいだから降りますわ。っていうかもう10キロくらい走ったし。」
ルギア「はい。お気をつけて。」
ラティアス「ちょっと審判〜!ここに人力車に私を無理矢理乗せてる奴がいるわよ〜!」
ラティオス「ええっ!?兄ちゃんのせい!?っていうかラティアスが『お兄ちゃん乗せて』って・・・」
リザードン「はい、電流ビリビリー!」
ラティオス「あぎゃぎゃぎゃぎゃーーー!!」
ブルー「さーて、トップグループ(っていうか反則してた奴ら)はそろそろゴールだ!」
ピカチュウ「あ、さっきのマキビシゾーンだ。」
レオン「仕方ない、回り道しよう。」
リザードン「レオン、コースアウト!!電流ビリビリだー!!」
レオン「ええっ!?さっきまでそんなの無かったじゃん!!」
ビリビリビリ・・・
レオン「あ、これ気持ちいい。」
ピカチュウ「次、僕もいい?」
リザードン「・・・。」
ブルー「さて、次々にゴールしていくぞ!!」
プクリン「はい、プリンちゃんゴールね。ヘラクロス君もゴール。」
プリン「あんたずっと私の後ろにべったりくっついてたでしょ!気づいてたわよ!」
ヘラクロス「はっはっは。それは運命の赤い糸的な物が・・・ちょ、何?その握り締めた拳。」
ヘラクロスは星になった。
ブルー「さて、そろそろ最下位候補の人たちを見てみよう!」
マクノシタ「ぶひ、ぶひい・・・。も、もうダメだ・・・。萌えっ娘パチリスちゃん、俺に力を貸してくれーーー!!」
ブルー「運動なんかとは無縁なオタクちゃん、マクノシタ!」
うめぼし「はひいい・・・。」
ブルー「とにかくとろい!うめぼし!」
キルリア「キルもう疲れた〜!」
ブルー「疲れたっていうかほとんど走って無い!キルリア!」
アブソル「あがが・・・。」
ブルー「なんか大怪我してるアブソル!!」
ピカチュウ「何があったんだ!?」
アブソル「うう・・・。さっきまでラグラージに襲われてて・・・。しかもマキビシは踏むし雷にはうたれるし・・・。」
ピカチュウ「雷なんか鳴ってなかったじゃん!どういうミラクルだよ!!」
キルリア「キルもう疲れた〜!もう走るのや〜めた!」
ブルー「おおっと、試合放棄か?完全に走るのをやめたぞ?」
アブソル「よし・・・これはいける!!ビリだけは阻止しなければ!!」
ブルー「おっと、アブソル全力疾走!!」
ズボッ。
アブソル「・・・あれ?何?この暗闇・・・。僕は一体・・・。」
ツボツボ「ケッケッケ。ま〜たお前か!よほど俺の落とし穴が好きなんだな!」
アブソル「き、君は・・・。」
プクリン「はい。うめぼし君、マクノシタ君、キルリアさん。全員そろってゴールね。」
リザードン「アブソル、罰ゲーム」
ピカノ「決定〜〜〜!!!」
ピカチュウ「楽しそうだな・・・。」
校長「よし、カイリキー!アブソルを抑えろ!」
カイリキー「よっしゃ!」
アブソル「ちょ、やめて!許して!ああああああ!!は、はひびゃああああああああああ!!」
〜アブソルの日記〜
今日は、学校でマラソン大会がありました。
走り終わったあとは皆にカレーを食べさせてもらいました。
とても辛くて、唇がタラコみたいになってしまいました。
もうカレーは見たくないなあ・・・。
続く
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