春休みも終了。

とうとう高校の入学式です!

レオンとプリンがピカチュウの家まで迎えに来ました。

ピカチュウ「おはようレオン、プリン。」

レオン「おはようピカチュウ君。いや〜、なんかドキドキするねえ。」

プリン「でもピカチュウ君と一緒に高校に行けて嬉しいな!」

ピカチュウ「僕も嬉しいよ。一時は諦めたからね。」

レオン「ところでピカチュウ君、今度から学生寮に入るって聞いたけど?」

ピカチュウ「うん。ピチューもトゲピーも一緒にね。」

レオン「いいの?それ。」

ピカチュウ「うん、無理言ってなんとかしてもらった。」

レオン「そうなんだ。でもなんで急に?」

ピカチュウ「ん〜?遠いからさあ。やっぱ学校の近くのほうが便利かなって。」

本当の所は、引越し騒ぎの時にホーホーにカッコつけて家をあけわたしてしまったのがキッカケである。

ルギアの運転するバスで少々、ポケモン高校へ到着である。

ピカチュウ「うわ〜、凄い人。」

レオン「ポケモン学園の時の何倍か人がいるからね。あ、ロコンちゃ〜ん!!」

ロコン「あ、皆おはよう!」

ヘラクロス「お〜い!プリ〜ン!!」

プリン「ちっ。そういや高校まで一緒だったわね・・・。」

レオン「だって島に高校少ないから大体の人が同じ高校だしね。ここは一番古くからある高校だから人気もあるし、特に僕らの学校からは近い高校がなかなか無いし。確か今年のポケモン高校への進学率は・・・100%だっけ。」

ピカチュウ「って全員同じ高校かよお〜っ!!!」

レオン「さすがピカチュウ君。高校になっても突っ込みが冴え渡ってるね。でももちろん他の学校だった人もたくさんいるけどね。」

プリン「あ、ほら。クラス表があるよ!うわあ、5組まであるんだ。私5組。」

ピカチュウ「え〜と、僕は2組。」

レオン「僕1組。」

プリン「あ〜あ。皆ばらばらになっちゃった。」

ピカチュウ「今年はピカノが選んだわけじゃないからなあ。」

ピカノ「あ?まあな。」

ピカチュウ「うん。・・・ってなんでお前いるのおおおおお!!?」

ピカノ「今年からここの高校の教師になった。」

リザードン「俺も。」

プクリン「私も。」

校長「ワシも。」

ピカチュウ「校長まで!?」

ピカノ「って言うか前にいた奴らから学校を乗っ取っただけなんだけどな。」

ピカチュウ「っておいっ!!」

ピカノ「だが残念だったな。今年はランダムで作られたクラスを俺達担任が好きなのから取っていく、という方法を取ったからな。」

ピカチュウ「・・・ちなみにお前は何組の担任?」

ピカノ「もち2組。」

ピカチュウ「ですよね〜・・・。」

リザードン「ちなみに俺が2組の副担任。」

レオン「え〜と・・・前の学校にいた人たちは・・・カラカラ君やゴースト君やミュウツー君とかか。ロコンちゃんは・・・いない・・・。」

ピカチュウ「僕のクラスは・・・ゲンガーにオコリザルにブルーに・・・ヘラクロスとかか・・・。友達できるかなあ。」

ヘラクロス「プリンが一緒じゃなかった・・・。ガクッ。」

プリン「え〜と、5組は・・・フシギダネ君にフーディン君にヤドラン君とか・・・。っていうか・・・女子私しかいないじゃん・・・。」

ピカノ「よし、体育館に行け!入学式始まるぞ!」


体育館。

司会「続いては、生徒会会長、ラティオス君からお言葉を頂きます。」

ピカチュウ「・・・大丈夫なのか・・・?」

壇上にラティオスが上がる。

ラティオス「新入生の皆さん、歓迎いたします。」

ピカチュウ「お、まともだ。意外。」

ラティオス「特に・・・我が妹、ラティアス。」

ピカチュウ「やっちゃった!」

ラティオス「ラティアス〜〜〜〜〜〜っ!!一緒に登校しような〜っ!!」

ラティアス「ラティオス後でぜってー殺す!!」


入学式も終わり、ホームルーム。

ピカノ「俺が担任のピカノピカノ助だ!これからビシビシしごいていくぞ!!え〜、いつもならクラスの中心を決めて終わりだが・・・たまには珍しいことをしたい。ってことで、今回は自己紹介をしてもらいたいと思う!よし、まずは出席番号1番から!」

イーブイ「イーブイです!よろしくお願いします!」

エネコロロ「エネコロロです。よろしく。」

オコリザル「・・・ぺっ。」

ピカチュウ「自己紹介拒否!?」

カブトプス「・・・カブトプスです。」

キモリ「キモリです。」

ラグラージ「ぐひゃひゃひゃひゃひゃ!キモリ〜っ!!!」

!?

窓に何かがいたような気がする。

ピカチュウ「なに今の・・・。」

キルリア「キルリアで〜っす☆皆と早く仲良くなりたいなぁ〜☆てへっ。」

ピカチュウ「(うぜ〜・・・。)」

キングラー「キングラーです・・・。」

ゲンガー「ハロー!マイネームイズゲンガー!ヨロシクお願いしマ〜ス!」

シェルダー「シェルダーです。よろしく。」

ダーテング「ダーテングです。学校のことでわからないことがあったらなんでも聞いてください。・・・留年してるんで。」

ピカチュウ「へぇ。留年。っておいっ!」

チコリータ「チコリータです。前の学校では保健委員をやってました。よろしくお願いします。」

ディグダ「ディグダです。よろしく。」

デオキシス「デ!オ!キ!シ!ス!デオキシスだああああああああ!!!よろしくううううううう!!!」

ピカチュウ「テンション高っ!あ、僕ピカチュウです。よろしく。」

ヒノアラシ「・・・ヒノアラシです。」

ビリリダマ「・・・。」

ピカノ「はい、ビリリダマ君で〜す。次。」

ヒンバス「ヒンバスだべ。よろすく。」

ブルー「はい、私ブルーであります!本日は晴天!私が高校生としての第一歩を踏み出す日であります!さて、やって来ました自己紹介!自己紹介といえば第一印象を左右するまさに学生生活という戦いにおける先制攻撃というべき・・・」

ピカノ「はい、次。」

ヘラクロス「ヘラクロスです・・・。」

ピカチュウ「テンション低くなってる!」

ペルシアン「ペルシアンです。よろしく。」

ピカノ「はい、次。レックウザ。」

ピカチュウ「レックウザってあの伝説のか・・・。」

ピカノ「病気で休み、と。」

ピカチュウ「伝説のポケモンが病気に負けたーーー!!」

ガラッ

その時、扉が開いてレックウザが入ってきた。鼻をすすりながら。

レックウザ「ゴホッ。ゴホッ。風邪ですけど無理して来ました・・・。ゴホッ。あ〜、しんど。」

ピカノ「チコリータ、保健室連れて行け。」

チコリータ「は〜い。」

ピカノ「よし、今ので全員だな。これから一年、このメンバーではじけて行こうぜ〜!!」

ピカチュウ「いや、絶対無理・・・。」

ピカチュウはまたしても暗い顔で下校して行った。
続く


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