修学旅行2日目。1組男子の部屋。ピカノはいびきをかいて寝ていた。

ピカノ「ごがああああああああああ。」

ピカチュウ「くそ、結局僕らの部屋で寝やがって。ほら、朝だぞ。起きろ。」

ピカノ「ふあ〜あ。うっせえなあ。」

ピカチュウ「むかっ。」

レオン「先生、朝ごはんですよ?」

ピカノ「ん〜。朝飯?そうかそうか。よ〜し、食堂行くぞお前ら!」

ピカチュウ「このやろ〜・・・。」


食堂

リザードン「こらあミュウツー!!何を勝手に水にカルピス入れてるんだ!!」

ミュウツー「ぎくっ。ばれた・・・。」

2組テーブル。

プクリン「あれ、ライチュウ君はどうしたの?」

ウソッキー「飯いらないってさ。(嘘)」

サンダース「確かまだ寝てたような。」

ヤドラン「まああいつならいてもいなくても関係ないだろ。」

ライチュウ「・・・。」

プクリン「あ、起きてきましたね。ちゃんと7時に食堂って言ったでしょ?」

ライチュウの十万ボルト!!

ヤドラン「うわあ!なにしてんだお前!!」

周りのことなど気にせずにライチュウは暴れ始めた。

ワニノコ「大変だー。ライチュウさんは寝起きがすごく悪いんだー。」

プクリン「嘘でしょ。」

ワニノコ「ぎくっ。」

ライチュウは取り押さえられた。

リザードン「ライチュウ、朝飯抜きな。」

ライチュウ「くっそー!新しいキャラ付けが〜〜〜!!!」

ボーマンダ「自業自得だな。」

さりげなくボーマンダはライチュウの分の朝ごはんをもらっていた。

一方、1組の女子テーブル。

プリン「なんかラティアスさんご機嫌だね。」

ラティアス「久しぶりに馬鹿兄貴のいない夜をすごせたからね。あ〜、のびのびするわ。・・・ん?」

今窓の外にラティオスらしき影が見えた気がしたが、とりあえずミストボール3発撃ってその後は何も見なかったことにした。


朝ごはんタイムも終わり。

ここからは一日自由行動だ。

レオン「今日はどこ行く?」

ピカチュウ「昨日はつまんない場所に行っちゃったからなあ。楽しいところ行こうよ楽しいところ。」

プリン「じゃあここの西ポケモン遊園地なんてどう?」

ロコン「いいんじゃない?」

ヘラクロス「じゃ、そこにしようか。」

プリンはヘラクロスを睨んだ。

とはいえ、一応プリンもこらえたようで、何事も無く遊園地へついた。

プリン「まずは何に乗る?」

ピカチュウ「そりゃあ絶叫マシーンでしょ。聞きなよあの悲鳴。」

ジェットコースターから悲鳴が聞こえてくる。

ストライク「ぎゃああああああああああ!!わあああああああああ!!高いところ怖いいいいいい!!!」

ピカチュウ「誰だよ乗せたの・・・。」

レオン「いいねえ。じゃ、あれに乗・・・」

ロコン「私はああいうの苦手だなあ・・・。」

レオン「・・・るのはやめようね。」

ピカチュウ「じゃああっちのお化け屋敷とか。」

お化け屋敷のほうからも悲鳴が聞こえてくる。

ミュウツー「嫌だ!嫌だ!俺は絶対入らないぞ!!嫌だ!嫌だ〜〜〜〜〜!!!」

ヤドラン「そんなこと言うなよ。入ろうぜミュウツー。へへへ。」

ピカチュウ「・・・なにやってんだあいつ。」

ヘラクロス「ははは。ヤドランも結構腹黒いなあ。」

そう言っていると、ヤドランもピカチュウ達に気づいたようだ。

ヤドラン「よおピカチュウ。ちょうどいいや。俺達でくじ引きしてペア作ってお化け屋敷入ろうぜ。」

ピカチュウ「別にいいけど。ねえみんな。」

ロコン「・・・。」

レオン「・・・。」

ピカチュウ「(あれ?なんかまずかった?)じゃ、ミュウツーは?」

ミュウツーはその場から消えていた。

ヤドラン「なんだよ逃げやがったのか。仕方ない。じゃ、くじ引こうぜ。まずはロコンちゃんからね。(ふふふ・・・実はこのくじには仕掛けがあるのさ。ロコンちゃんとペア組んでヨリを戻してやるぜ。)」

ピカチュウ「じゃ、僕一番右ね。ヤドランも早く選べよ。」

ヤドラン「え?俺が選ぶ?あ!ちょっと何勝手にあみだくじ作っちゃってるの!?」

ピカチュウ「え?なんかまずかった?」

ヤドラン「い、いや別に。(くっそー!なにやっちゃってんのこのネズミ!俺の計画パーじゃん!あー、もう!こうなったら運だ!頼む!ロコンちゃんとペアになってくれ!!)」


Aチーム プリン・ロコン

ロコン「なんかドキドキするなあ。」

プリン「大丈夫大丈夫!私がぶっ飛ばしてやるから!」


Bチーム ヘラクロス・ピカチュウ

ヘラクロス「ガルルルルル・・・。」

ピカチュウ「ガルルルルル・・・。」


Cチーム レオン・ヤドラン

レオン「・・・。」

ヤドラン「・・・。」


ピカチュウ「じゃ、Aチームから行こうか。」

ヤドラン「(こんのネズミ野郎〜〜〜!少しは俺の気持ちに感づけよ〜!)」


Aチーム

ジュペッタ「ばあっ!!」

プリン「雷パンチ!」

ジュペッタ「ぐはっ!!」

ヨマワル「うらめしや〜!」

プリン「氷のパンチ!」

ヨマワル「ぐふっ!!」

ロコン「プ、プリンちゃんすごいね・・・。いつ覚えたのそんな技・・・。」

プリン「ん?ジムで覚えたの!」

ロコン「(っていうかお化け倒しちゃうのはまずいような・・・。)」

ヤミラミ「ばああっ!!」

ロコン「きゃあっ!!」

ヤミラミ「ぎゃあああ!!」

ロコン「あ・・・ビックリしてやっちゃた火炎放射・・・。」

プリン「ロコンちゃんすご〜い!」


Bチーム

カゲボウズ「わっ!!」

ヘラクロス「・・・プリンは俺のものだからな。」

カゲボウズ「わっ!わっ!わあっ!!うらめしや〜!!」

ピカチュウ「・・・別に僕はプリンを独占しようとか思ってないから。」

カゲボウズ「うがあああああ〜っ!!!」

ヘラクロス「ほう。それは勝負を放棄すると。」

カゲボウズ「うばばばばばば〜っ!!」

ピカチュウ「だ〜か〜ら・・・何の勝負だっつーの。」

カゲボウズ「うおおおおおお!!があああああああ!!う〜ら〜め〜し〜」

ピカチュウ「あ〜、今ちょっと大事な話してるから静かにしてくれる?」

カゲボウズ「あ、はい。すいません・・・。」


Cチーム

レオン「しかしヤドラン君・・・ミュウツー君をお化け屋敷に入れようなんて結構ひどいことするよね・・・。」

サマヨール「うばあ〜っ!!」

ヤドラン「いやいや。レオンほどじゃないよ。」

サマヨール「うおお〜っ!!」

ムウマ「ばああ〜っ!!」

レオン「さっきさあ、ロコンちゃんったらヤドラン君のこと完全に軽蔑の目で見てたよ。あ〜、こりゃあ嫌われちゃったね。ヤドラン君かわいそう。」

サマヨール「ぐがあ〜っ!!」

ヤドラン「あ?そうなの?まあ別にどうでもいいんだけどさあ、レオンこそこの前ロコンちゃんに親しげに話し掛けてたときかなり迷惑がられてたっぽかったぜ?」

ムウマ「うらめしや〜!うらめしや〜!うらめ〜し〜やあ〜っ!!!」

レオン「へぇ。それはともかくさあ、ヤドラン君のボーッ一族だっけ?あれのことロコンちゃんったらただの馬鹿の集まりとか言ってたっけなあ。」

サマヨール「うばばばばば〜っ!!」

ヤドラン「ふーん。それよりよお、ロコンちゃんがお前の髪型のこと・・・あ、出口だ。髪型のこと変なツンツンって言ってたぜ。」

ゴーストポケモン一同「自信なくしましたっ!!!


ヘラクロス「お化け出たっけ?」

ピカチュウ「覚えてないなあ。」

ヤドラン「・・・俺じゃあ自分の班に戻るから。本当は別行動してたんだ。」

レオン「・・・ああ、そう?じゃあね。」

プリン「なんかレオン君テンション低いよ!もっとテンション上げようよ!」

レオン「え、ああ、うん。」

ヘラクロス「もしかして怖かったんだろ。」

レオン「違うよ!!」

そんなこんなで残りはしっかり遊園地を満喫し、ピカチュウ達は宿に戻った。


夕食。

サワムラー「おい!みんなのために俺が料理を作ったぜ!」

ラティアス「消えなさい。」

サワムラー「・・・。」

ミュウ「そんな!ひどいよラティアスさん!よし、僕が食べてあげよう!いただきます!」

ミュウはサワムラーの料理を一気に食べた。

ミュウ「ぐっ!うわああああああ!!!」

トサキント「いやあああああ!!ミュウ君!!!」

リザードン「保健委員!保健委員!」

チコリータ「手遅れです。」


次の日。修学旅行3日目。お土産を買って帰る日。

ピカチュウ「何買う?」

プリン「う〜んとね・・・。」

フーディン「『天才フーディン様の占い読本』誰か買ってくれ〜〜〜!!!」

ルギア(お土産屋)「こら!何を勝手にうちの隣で商売してるんだ!!」

フーディンはルギアに追い出された。

フーディン「くそー!誰か買ってくれ〜〜〜!!」

ピカチュウ「え〜と、これはピチューに。んで、これはトゲピーに。これは父さんと母さんに。」

プリン「私はププリンと両親にこれを・・・・。」

ヘラクロス「俺は縁結びのお守りを・・・。」

レオン「あ、それ僕も。」

ラティアス「私は魔よけ(兄よけ)のお守り買うわ。」

ミュウツー「私は西地区限定カルピスを。後、ワンちゃん達にいろいろ食べ物買うか。」

ドガース「(あんなたくさんのペットの食費を全部払えるって・・・ミュウツーって結構金持ち???)」

オコリザル「さて、万引きでもするか。」

ミュウ「オコリザル君っ!!何を言ってるんだ!!万引きは立派な犯ざ・・・ううっ。お腹が・・・!」

ピカノ「お〜い!お土産買い終わったら記念写真撮るから並べ!!」

ゴースト「は〜い、撮りますよ〜。あ、キレイハナさんもうちょっと右寄って。はいオッケーです。はい、チーズ!」

パシャッ!

ゴースト「よし、ポラロイドカメラだからすぐ出てきた。・・・ん?これは・・・。」

ピカノ「どうした?」

ゴースト「ほら、ここ。なんか青白い影が・・・。」

・・・。

一同「うわああああああああああああああああ!!!」←ミュウツーの声かなり大きい


キモリ「なんだラグラージ、どこ行ってたんだ?」

ラグラージ「ぐひゃひゃ!秘密!ひ・み・つ〜〜〜〜〜!!!」

写真に写ってたのはラグラージだった。


続く


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