前回のあらすじ
ピカチュウ達は不良軍団のアジトで大激闘を繰り広げていた！！
オコリザル「へへへ、こっちにはまだまだ仲間がいるんだぜ？おいライチュウ！奴を呼べ！」
ライチュウ「はい親分！奴ですね！！いでよ！雷虫！！」
ピカチュウ「雷虫（らいちゅう）！？」
雷虫「どもー。雷虫で〜す。初めての出番嬉しいで〜す。」
２組のキャタピーが額に雷マークのワッペンを付けているだけだった。
ピカチュウ「電気ショック。」
雷虫「ぎゃああああああ！！」
キャタピーは簡単に倒れた。
ライチュウ「糞！ならば！！来い！タマタマ！ドガース！ブーバー！！」
タマタマ「フフフ、出番はレース大会以来だ！」
ブーバー「俺なんかバレンタイン以来だ！」
ドガース「黙ってろ不細工。」
ブーバー「てめえには言われたくねえ！」
タマタマ（トレーグス）「おいマイケル！大地がいないぞ！」
タマタマ（マイケル）「なんだって！？それは本当かトレーグス！！」
タマタマ（トレーグス）「俺の名前を略すな！ちゃんとルアジェナール＝トレーグスとフルネームで呼べ！！」
タマタマ（五郎）「マイケル！ルアジェナール＝トレーグス！そんなこと言ってる場合じゃないだろ！大地を捜すんだ！！」
タマタマ（マイケル）「おお、すまん五郎。つい・・・。」
タマタマ（健）「いいじゃん大地なんて。どうなろうが知ったこっちゃ無い。」
タマタマ（マイケル）「こら健！俺たちは６つで１人だろ！１つでも欠けちゃいけないんだ！！」
ブーバー「おいタマタマ、お前ら行数取りすぎ。正直、邪魔。」
タマタマ「がーん！！」
タマタマ達は倉庫を去っていった。
タマタマ（ジョン）「うう、僕だけ喋れなかった・・・。」
ライチュウ「よし、行け！ブーバー！ドガース！雷虫！ワニノコ！エレキッド！総攻撃だ！！」
レオン「まずいよピカチュウ君！人数が違いすぎる！！」
「がはははははは！！ならば俺たちに任せろ！」
ピカチュウ「ああ！あいつらは！！」
どこからこのことをかぎつけたのか、バイクに乗ってさっそうと登場したのはヤドラン、コダック、ウツドン、シェルダーだった。
ヤドラン「ボーッ一族登場！ここは俺たちに任せろ！！」
ピカチュウ「お前ら不良はやめたんじゃなかったの？」
ヤドラン「まあいいってことよ！よし、野郎共！ボーッ一族のテーマだ！！」
「あ〜〜〜、ヤドラン一番〜♪ヤドラン最高〜♪そうさ俺たちボーッ一族〜♪」
ヤドラン「ん？おいコラ！そこのお前！ちゃんと歌え！！」
「・・・え？え？え？」
そこにいたのは毛皮ふさふさのポケモンだった。
ヤドラン「ん？お前誰だ？ボーッ一族じゃないだろ？」
アブソル「えっと・・・。どうも、僕アブソルです・・・。」
ヤドラン「・・・誰？つーかなんでここにいるんだ？」
アブソル「ええっと・・・、てっきりタクシーかと思ってこれに乗ってたら何かこんな場所に・・・。」
ピカチュウ「何でバイクとタクシーを間違えるんだよっ！！」
ピカチュウはおもいっきりつっこんだ。
ヤドラン「お、俺のバイクの後ろに乗ってたのか・・・。知らなかった・・・。」
ピカチュウ「何でお前も気付かないんだよっ！！」
続いてピカチュウはヤドランにもつっこんだ。
レオン「よし、ここはヤドラン君達に任せておこう。」
ピカチュウ「あいつらに任せるのか！！？」
ヤドラン「くらえ！ヤドランつば吐き攻撃！！」
ドガース「・・・・・・・・・。」
ウツドン「くらえ！ウツドンつば吐き攻撃！！」
ブーバー「・・・・・・ってぎゃあああああ！お前のつばって溶解液じゃないか！！」
そしてボーッ一族と不良一味は血みどろの戦いを始めた。
なんの関係もないアブソルは戦いに巻き込まれてボロボロになってぶっ倒れていた。
レオン「オコリザル君！」
オコリザル「あぁ？なんだよレオン。」
レオン「こんなことしていいと思ってるの！？先生にいいつけるよ！？君達退学になるよ！？」
ライチュウ「がははははは！！退学が怖くて不良が出来るか！！ねえ親分！」
オコリザル「た、退学！？それはまずいな・・・。」
ライチュウ「っておやぶ〜〜〜ん！！！義務教育に退学はまずありえないから大丈夫っすよ！！」
オコリザル「そ、そうか？本当か？」
ピカチュウ「よしレオン、もうこいつらに何を行っても無駄だからちゃっちゃとやっつけてくれ。」
レオン「ええ！？僕が！！？」
ピカチュウ「はい、編み物。」
レオン「う、ぼ、僕は細かいことは・・・。」
ライチュウ「・・・一体なんだ？急に編み物始めやがった・・・。」
レオン「・・・・・・・・・・・・・・。」
ピカチュウ「どうだい？レオン。」
レオン「うおおおおおおお！！やってられっかあああああ！！」
そう、レオンは細かいことをするとキレてしまう習性があったのだ。
ライチュウ「そんな誰もが忘れてるような設定が今頃〜〜〜！！？」
ピカチュウ「レオン！編み物をやらせたのはあいつらだ！」
レオン「んがあああああああああああ！！！」
ライチュウはレオンのパンチを軽く１００発はくらって倒れた。
ライチュウ「つ、次いつ出番があるか分からないのにこんなところで・・・。グハッ。」
オコリザル「ラ、ライチュウ・・・。」
ピカチュウ「よしレオン！次はオコリザルだ！」
ピカチュウ君はすっかりポケモントレーナー気取りだ。
ガラッ。
「なにをしてるんですか？」
急に入ってきたのはなんとエーフィだった。
エーフィ「こんなところで寝ていると邪魔ですよ。この倉庫は今から掃除するのでどいてください。」
エーフィは箒でライチュウを外に追い出した。
レオン「んがああああああああ！！！」
レオンはまだ暴走状態だった。
エーフィ「レオン君！また暴れたりして！ほこりがたつじゃないですか！！」
レオン「あ、はい、すいません・・・。」
レオンの暴走は止まった。
エーフィ「あら、まだ暴れてる方達がいるようですね・・・。」
オコリザル「おいコラてめえ！！俺らのアジトで何を勝手なことしてやがる！！」
オコリザル、アブソル、ヤドラン達はエーフィに箒で屋根を突き破るほどのホームランで吹っ飛ばされた。
エーフィ「あの屋根は後でなおしませんとね・・・。」
カラカラ「ピ、ピカチュウ君、喧嘩は終わった？」
ピカチュウ「あ！カラカラ！お前今までずっと何処に隠れてた！？」
エーフィ「ほらあなた達、そこにいると邪魔ですよ？それとも掃除を手伝ってくれるのですか？」
カラカラ「・・・掃除？」
ピカチュウ「ぼ、僕達は用事があるので結構です！行くぞ、レオン！」
ピカチュウとレオンは倉庫から逃げていった。残ったのはカラカラとエーフィだけである。
エーフィ「仕方ありませんね・・・。では、私たちだけでやりましょうか。じゃあ始めますよ？」
カラカラ「え？え？え？」
この後、カラカラは夜真っ暗になるまで帰らせてもらえなかった。
ああ、後すっかり忘れてたけど行方不明になってたタマタマの１つ、大地は北地区で泣いているところを後日発見されたそうです。よかったね。
続く
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