ピカチュウ家。

ピチュー「ピカチュウ兄ちゃ〜ん。」

ピカチュウ「ん?どうしたのピチュー?それにトゲピーにププリンちゃんも。ん?それにぜにぼう君。ピチュー達と遊ぶようになったんだ。」

ピチュー「ツボツボ君がいじめるんだよー。なんとかしてよー。」

ピカチュウ「ツボツボ?誰?それ。」

ピチュー「最近近くに引っ越してきた子だよー。僕より年上だからっていじめるんだよー。」

ピカチュウ「僕は子供の喧嘩まで口出しするつもりはないなあ・・・。」

とはいってもピカチュウもまだまだ中2の子供である。

ピチュー「なんとかしてよ〜。トゲピーもププリンちゃんもぜにちゃんもみんな困ってるんだよー。」

トゲピー「トゲトゲ〜!!」

ぜにぼう「助けてよー。」

ピカチュウ「自分で何とかしなさい!男だろ!」

ピチュー「え〜ん。」

トゲピー「トゲ〜!」

ププリン「あたちは女の子なのにー。」

ピチューとトゲピーとププリンとぜにぼうは泣きながら外へ行った。

ピカチュウ「(ちょっと冷たすぎたかな・・・。)」


ピチュー「誰か別の強い人に協力してもらおうか?」

トゲピー「トゲー。」

ぜにぼう「あの人に頼もー。」

ププリン「ねえねえー!!お願いがあるのー!」

ソーナンス「ワイに用事?幼児だけに用事か?わはははは!!なんや?」

『あの人』とはソーナンスのことだった。

ピチュー「あのねー、ツボツボ君が僕達をいじめるのー。助けてよー。」

ソーナンス「喧嘩ならダメや。ワイ、喧嘩は苦手やし、体にボツボツが出来てて喧嘩できへんねん。」

ぜにぼう「えーん。ケチー!」

ソーナンス「え?おもろなかった?ツボツボとボツボツをかけた洒落やったんやけど。あれ?ちょっと何処行くんや〜?おーい!」

ピチュー「じゃああの人にしよー!」

ぜにぼう「ねえお兄ちゃ〜ん。」

トサキント「やあねえ、私お姉ちゃんよ〜ん?」

振り向いたのはお釜のトサキント君だった。

「ぎゃああああああああああ!!!」

トサキント「やあねえ、何で逃げるのよ〜う。」


ピチュー「ああ、怖かった。」

ププリン「ぜにちゃんのパパはダメ?」

ぜにぼう「僕のパパは今日は出かけてるからダメなのー。」

ププリン「じゃあどうしようか?」

ピチュー「あ、ホーホーおじさんがいる!ねえねえ、おじさ〜ん!!」

ホーホー「何?我々ホーホー隊に依頼?ほう、言ってみるといい。」

ピチュー「あのねー、ツボツボ君がいじめるから何とかして欲しいのー!」

ホーホー「ほう、いいだろう!どんな凶悪な奴か知らんが、久々の軍事部隊らしい依頼だ!して、その敵は何処にいるのだ?」

ピチュー「公園だよー!僕達が入ると怒るのー!」

ホーホー「よし、任せろ!我々について来い!子供だから依頼料は無料にしてやる!」

ぜにぼう「わーい!」

ピチュー、トゲピー、ププリン、ぜにぼう、そしてホーホー達は公園へ向かった。


ツボツボ「なんだピチュー達、またやられに来たのか?ケッケッケ。」

ピチュー「うるさーい!今度はこのおじさん達がついてるんだからなー!」

ホーホー「そのとおり!我々ホーホー達が成敗してくれる!!・・・って子供かよっ!!」

ツボツボ「なんだ?お前。俺は大人でも容赦しないんだぜ?」

ホーホー「なにい?なんだ大人に対してその態度は!子供でもゆるさんぞ!お仕置きだ!かかれホーホー隊!!」

「ホーーー!!」

ツボツボ「ケケケ!砂煙!!」

ホーホー「うお!目がァ!!砂場の砂を使って攻撃するとはこしゃくな!!」

ツボツボ「くらえ!ブランコアタック!」

ホーホー「いてえ!ブランコに乗って体当たりするとは!!」

ツボツボ「まだまだ!コショウ攻撃!!」

ホーホー「ハックション!ハァーックション!!くそお!撤退だホーホー隊!」

「ホ〜〜〜!」

ピチュー「ああ!待ってよー!」

ツボツボ「ケケケ!弱いなあいつら!なんだ?まだやるか?」

ぜにぼう「うえ〜〜ん!」

ププリン「ピチュー君、もっと強い人に頼もう?」

ピチュー「うん・・・。」

ツボツボ「ケケケ!誰を連れてきても無駄だぜ!もうこの公園は俺の物だ!ケケケ!」


ぜにぼう「あの人強そうだー!」

?「ああ?俺様に何か用か?」

ぜにぼう「あのね、実はね・・・。」

ボーマンダ「なるほど、それで俺様に喧嘩の加勢を頼むと?いいだろう、この新キャラ、西地区出身ボーマンダ様に任せろ!!」

ピチュー「わーい!ありがとー!」


ボーマンダ「貴様がツボツボか!このポケモン良い歯コンクール10年連続優勝者の俺様の歯で甲良をかみ砕いてやる!」

ツボツボ「ケケケ!なんだお前?俺の甲良をかみ砕く?やってみろ。ケケケ!」

ツボツボはからにこもった。

ボーマンダ「俺様は別名『食の探究者』、ボーマンダ様だ!この俺様の歯にかみ砕けないものなど・・・、」

ガチ!ガチ!

ボーマンダ「あるんだよなあ・・・。たまには。」

ぜにぼう「うえ〜ん!」

ボーマンダ「大丈夫大丈夫!この火炎放射で柔らかくすればいい!」

ボーマンダはツボツボに火炎放射を放った。ツボツボは首を出してこない。

ボーマンダ「よし、いっただっきま〜す。」

ガチ!ガチ!

ツボツボ「くらえ!からし攻撃!!タバスコ攻撃!わさび攻撃!!」

ボーマンダ「ギャアアアアアアアア!!!辛い辛い!あkふぁふfdたうrdgたっjdfばぅうぇおくぃお・・・。」

ボーマンダは涙と汗とよだれと鼻水を出しながら逃げていった。

ツボツボ「ケケケ!大したこと無い奴ばっかだな!」

ぜにぼう「うえ〜ん!もっと強い人に頼もうよ〜!」

ツボツボ「無駄無駄!ケケケ!」


ププリン「ねー!こっち来てよー!」

?「ん?僕に何か用?」

ププリン「とにかく来てー!来てー!」

トゲピー「トゲトゲー!」

?「わかったわかったから引っ張らないで!毛皮が抜けるから!」

ピチュー「やいツボツボ!今度こそ強い人連れてきたぞー!」

ツボツボ「ケケケ!今度は誰だ?」

アブソル「ええと、こんにちは、西地区から買い物に来ていた新キャラのアブソルです。ええと、ツボツボ君、僕はあまり喧嘩は好きじゃないからゆっくり話し合おうか?(汗)」

ツボツボ「ケケケ!こっちくんじゃねえ!」

アブソル「え?うわあああああ!!」

アブソルは落とし穴に落ちた。

ツボツボ「こんな落とし穴に引っかかるなんて単純な奴だ!ケケ!」

シンタロウ「キョウモゲンキニシンタロウ〜♪」

たまっち「もんもんもんもんもんもんも〜ん♪」

ププリン「あ、あれは・・・」

ピチュー「シンちゃん(シンタロウ)とたまっち兄ちゃんだ!」

シンタロウ「アー、イカン。ウタッテタラネンリョウガキレタ。」

たまっち「じゃあ僕は燃料取ってくるからそこに停まって待ってるもん。」

シンタロウ「リョウカ〜イ。」

たまっちはシンタロウから飛び降り、何処かへ燃料を取りに行ってしまった。

シンタロウ「ジャア、コノコウエンニフジチャクスルカ。ン?ナンダコノアナハ。」

ドカーーーン!!

シンタロウは、アブソルがはまった落とし穴の中に不時着(?)した。

ピチュー「アブソル兄ちゃんが穴の中にいるのに〜。大丈夫かな〜?」

ツボツボ「ケケケ!今のは俺のせいじゃないからな!まったくアホばっかだな!」

ぜにぼう「え〜ん!もっともっともっと強い人を連れてきてやる〜!」

ツボツボ「ケケッ。行っちまった。しかし俺も公園にいるの飽きてきたな。ちょっと自らあいつらを冷やかしに行ってやるか。」


ピチュー「ねー!エーフィさ〜ん!ツボツボ君を掃除機で吸い込んじゃってよ〜!」

エーフィ「無理です。」

ぜにぼう「ね〜〜〜!お願い〜!」

エーフィ「街の掃除が終わったら考えます。」

ププリン「いつ終わるの〜?」

エーフィ「そうですね・・・。後5時間はかかりますね。あなたたちも手伝ってくれればもっと速く終わりますが?」

ピチュー「え〜ん!もういいよ〜!」

ぜにぼう「うえ〜ん!強そうな人が見つからないよ〜!」

トゲピー「トゲ〜!」

ププリン「うえ〜ん!うえ〜ん!!」

ラティアス「あ〜、もう!うっさいわねえ!何を騒いでるの!?」

ピチュー達の鳴き声に腹を立てたラティアスが家から出てきた。

ピチュー「ツボツボ君がいじめるんだよ〜!なんとかしてよ〜!」

ラティアス「嫌。なんであたしが子供の喧嘩に付き合わないといけないわけ?」

ぜにぼう「うえ〜ん!」

ラティアス「あ〜、もう!うるっさ〜〜〜い!」

ツボツボ「ケケケケケッ!なんだなんだ?今度はそいつがお前らの助っ人か?ケケッ。女じゃねえか。俺の相手じゃねえな。」

ピチュー達を冷やかしに来たツボツボはラティアスを見てあざ笑った。

ラティアス「なに?あんたがツボツボ?生意気そうなガキンチョね。」

ツボツボ「あぁ?俺が生意気だと?この野郎!くらえ!よく振ったコーラ攻撃!!」

ラティアス「なに?その攻撃。」

ラティアスはおもいっきり吹き出してきたコーラをひょいとかわし、ツボツボをつかんだ。

ツボツボ「オイコラ!なにすんだ!」

ラティアス「しばらくそこで頭冷やしてなさい。」

ラティアスはツボツボを高い木のてっぺんに紐でくくりつけた。

ピチュー「わ〜い!すごいや!」

ツボツボ「わあああああ!!助けてくれ〜!降ろせ〜!!」


その夜。

たまっち「いやー、シンタロウ。遅くなって悪かったもんね。」

シンタロウ「マチクタビレタゾ。モウスコシデカンゼンニネンリョウギレダッタ。」

たまっち「ほら、オイルだもん。たんと食べるもん。」

シンタロウ「ゴクゴク・・・。ヨッシャー!パワーゼンカイ!ハッシ〜ン!」

たまっち「ん?下に誰かいるもんね?」

もちろん、シンタロウの下にいたのはぺしゃんこになったアブソルだった。

アブソル「な、何で僕がこんな目に・・・。ガクッ。」


ツボツボ「おーい!俺はいつになったらここから降ろしてもらえるんだよ〜!」
続く


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