ポケモン大レース・第2の舞台は水上コース。谷の間を流れる川のコースである。

ブルー「そんなわけで舞台は水上コース!水上用マシンに乗り換えて熱いレースが繰り広げられているぞー!!」

ピカチュウ「ねえプリン、もうクッキーないの?」

プリン「後はもうレオン君の分しかないよ〜。」

レオン「ねえ!いいかげんはやく運転代わってよ!僕もお腹空いたよ!」

ブルー「熱いレースが・・・」

ピカチュウ「あのさあ、ここでちょっとサーフボードでなみのりしてきたらだめかな?」

プリン「ダメだよ!失格になっちゃう!」

ピカチュウ「ちぇ、なみのりしたいなあ・・・。」

レオン「ねえ運転代わってよ!」

ブルー「と、とにかく熱いレースが繰り広げられているぞ!!」

プリン「あ、後ろから誰か来たよ。」

ミュウツー「よ〜し、ドンドン進め!!」

ワンちゃん(ミュウツーの愛犬)「ワン!ワン!」

ニャーちゃん(ミュウツーの愛猫)「にゃー!」

チュンちゃん(ミュウツーの愛スズメ)「チュン!チュン!」

プリン「な、なにあれ!!」

ピカチュウ「ミュウツーと動物王国だ!!」

ミュウツー「おお、ピカチュウか。ニャーちゃんとチュンちゃんを見るのは初めてか?ちなみに私の肩に愛ハムスターのハムちゃんがいることも気付いてくれたか?」

ピカチュウ「・・・相変わらず単純なネーミングセンスだ・・・。」

ミュウツー「何か言ったか?」

ピカチュウ「別に・・・。」

ミュウツー「まあいい。私たちは攻撃をするつもりはない。そちらが攻撃しない限りはな。正々堂々速さだけで勝負しようではないか。」

ピカチュウ「はあ・・・。まあ別にいいけど。」

プリン「あ、ピカチュウ君、また後ろから何か来たよ?」

ラティオス「ははははは!!みなさん初めまして!この春ポケモン島の西地区から東地区に引っ越してきたラティオスだ!そしてこちらが我がかわいい妹、ラティアスだ!!」

ラティアス「・・・・・・・。なんであたしがこんなくだらない遊びに・・・。」

ミュウツー「・・・見たことのないポケモンだな。」

ピカチュウ「レオン、知ってる?」

レオン「さあ?西地区のポケモンかあ・・・。」


ここで説明しておく必要があるだろう。

「ポケモン島」は大きく分けて東地区、西地区、南地区、北地区の4つに分けられます。

ピカチュウ達が住んでいるのは「東地区」で、ラティオス達が住んでいたのは「西地区」です。

「西地区」にはポケモン図鑑の全国版ナンバー252以降のホウエン地方のポケモンが数多く住んでます。

それとは別に「東地区」に住んでいるのは、全国図鑑ナンバー251以前のカントー地方、ジョウト地方のポケモンがほとんどです。

なので東地区に住んでいるピカチュウ達はラティオス達のような西地区のポケモンはあまり知らないのです。

更にこの「ポケモン島」自体も東ポケモン島や西ポケモン島などに分けられていて、全部で4つ。

ピカチュウ達の住んでいるのは「東ポケモン島」です。東ポケモン島の東地区ですね。

ちなみにゲンガー君はアメリカのポケモン島の出身です。日本以外にもポケモン島があるわけですね。

その他の地区やその他のポケモン島については、後々説明しましょう。


ミュウツー「では、説明が長くなりましたが本編にお戻り下さい。」

ピカチュウ「何でお前が説明してるんだよっ!!」

レオン「ミュウツー君、なんだか最近どんどん変なキャラになってきてるよ・・・?」

ラティオス「ちなみに我が妹はお前らのポケモン学園の2年2組だから仲良くしてやってくれ!おっと、変なことをしたら許さんぞ?」

ラティアス「・・・やめてよ馬鹿兄貴。あたしの評判が落ちるじゃない。」

ラティオス「そうか?まあいい、とにかく覚悟しろお前ら!!」

ミュウツー「どうやらあっちはやる気らしいが、お前らはどうする?」

ピカチュウ「どうしようかなあ・・・。」

ラティオス「とにかくくらえ!まずはそこの犬からだ!ラスターパージ!」

ワンちゃん「キャン!キャン!」

ミュウツー「ああ!ワンちゃ〜ん!!」

ラティアス「ちょっと兄貴〜、操縦は〜?あたし操縦できないんだけど〜?」

ラティオス「ん?ああっ!!ラブリーラティアス号が!!」

ラティオス達の乗っていたラブリーラティアス号はどんどん流されて行ってしまった。ラティアスはさりげなく空を飛んでいる。

ピカチュウ「ねえ、あれ反則じゃないの?」

ルギア「うむ、そういや飛んではいけないというルールはなかったからな。自分の能力は使っていいってルールだし。あのまま次の休憩地点まで飛んでいければいいだろう。」

ラティアス「え〜?このまま飛んで行くの〜?めんどくさ〜い。ちょっと!馬鹿兄貴が操縦サボるから悪いのよ!!」

ラティオス「う、すまない・・・。しかし怒ってる我が妹もまたかわいい・・・。」

ラティアス「いいかげんにして!このシスコン兄貴!」

プリン「ねえ、また後ろから何か来たよ?」

ピカチュウ「またあ?今度は誰?」

エビワラー「おお、やっと他の奴らに追いついたぞ!」

カイリキー「ったくよお、お前らが足を引っ張るから遅れちまったじゃねえか!」

サンダース「それはこっちのセリフだ。この単細胞の格闘タイプどもめ。」

ミュウツー「あいつらか、まったく道が狭いったらないな。」

ラティアス「・・・なあに?あいつら。汗くさっ!!」

サワムラー「なにい!?俺たちが汗くさいだと!?」

サンダース「おいおい、こいつらだけなら分かるが何で僕まで汗くさいとかいわれなければならないんだ?」

カイリキー「おいコラサンダース、黙って聴いてりゃあいい気になりやがって!お前だけ特別扱いって訳じゃねえんだよ!」

ラティアス「あ〜もう、兄貴!うっさいから速くあいつらどけて!」

ラティオス「よっしゃ任せろラティアス!!おいこらお前ら!そこをどけ!!」

サワムラー「なんだあいつは。俺らに喧嘩売ってるぞ?」

カイリキー「よっしゃ!売られた喧嘩は買っちゃうぜ!!」

ブルー「おおっと!!乱闘!乱闘だあーっ!!サワムラーチーム4人とラティオスが激しいバトル!!面白くなってきたぞー!!」

バキバキバキッ!!

サンダース「・・・なんの音だ?」

エビワラー「おい!俺たちのマシンが壊れてるぞ!!」

カイリキー「てめえが暴れるからだ!!」

ラティオス「うるさい!お前らが汗くさいのが悪いのだ!!」

サワムラー「まだ言うか貴様!!」

サンダース「まずい、沈むぞ!!」

サワムラー「お前ら!沈んで失格になる前にミュウツーのマシンを奪え!!」

ミュウツーのマシンの上に飛び乗り始めるサワムラーチーム。

ミュウツー「こら、やめろ!!そんなにたくさん乗るな!!」

ラプラス「ラプラスーーー!!!」

ミュウツー「な、なんだなんだ!?」

ブルー「おおっと!なんと!はぐれポケモンのラプラスが乱入!大変なことになったぞ!!」

ラプラス「ラプラスー!ラプラスー!」

ミュウツー「やめろ!暴れるな!波が起こるだろうが!!」

ラプラス「ラプラスーーー!!」

バッシャアアアン!!

ミュウツーのマシンはひっくり返った。

ミュウツー「どわあああああ!!マシンが!!大丈夫かワンちゃん達!!」

エビワラー「ぎゃあああああ!!溺れる!!助けてくれえええ!!」

ラティオス「馬鹿!お前!俺に捕まるな!!のわあああああああ!!」

ラティアス「あ〜あ・・・。もうメチャクチャ。馬鹿みたい。あたし帰ろ〜っと。」

ラティオス「うおおおおおおお!!帰っていく我が妹の姿も最高だああああああああああ!!ぶくぶくぶく・・・。」

ルギア「ミュウツーチーム、サワムラーチーム、ラティオス、水没により失格!ラティアス、レース続行の意志が無いとみなして失格!」

ピカチュウ「なんかみんなで勝手に自滅しちゃったね・・・。」

レオン「あ、そろそろ水上コースも終わるみたい!」

ブルー「さあ、多数の脱落者が出たが、とうとうトップグループは最後の難関、空中コースへ突入だあああああ!!」
続く


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