ここは・・どこだ。
たしか僕はロコンちゃんを守ろうとして・・えっと・・。ボールの 中に・・?
う・・。


「ピカチュウくん。どうする!?」

「どうするもこうするも戦うしかないだろ!!」

「そう・・だよね。」

今、レオンとピカチュウは草村の繁みで作戦会議をしている。
案は一つ、「戦う」のみ。

「・・!レオン。草村の近くから何か聞こえない・・?」

「?・・・・・!!」

うっすらとしか聞こえない声。
それを耳に澄まして聴いている。
その声はダンダン・・聞こえてきた。

『・・・・・ね。ここ・・てるわ。ど・・ばいい・・しら。』

「なんて言ってるのかな?」

「さあ?でも・・人間の声だ!!」

声はしだいにはっきり聞き取れるようになってきた。

『おお。ハンター127ポケモンはどうだ?』

『・・。何よ。ハンター297・・。どうでもいいでしょう?』

『ったくせっかちだな。ほら、オレはもうこんなに。』

『あんたはあっち探して。』

『なんだよ。無視かよ。ったくじゃあな。』

ハンターの一人は走り去った。
レオン達は緊張でいっぱいになった。
草村の奥にまだハンターがいるからだ。

『・・そこに隠れてるのは解ってるわ。二匹のピカチュウ。』

「!!」

ばれた!そう思い二人は「がさっ」と草村から出た。

「見つかったんじゃしょうがないな・・。」

「ピカチュウ君。頑張ろ!!」

「ああ。」

『ストップ。』


「え??」


『アタシは別にあなた達を捕まえようとしに来たんじゃないわ。そ れにしても・・ここまで警戒するほどポケモン達は捕まえられてる のね。』

「・・あの〜失礼ですけどあなたは??」

レオンがたずねる

『アタシは流梨華(ルリカ)。ポケモン調査隊運営部の一人よ。』

「運営部・・??」

『まあそこまで知らなくてもいいわ。さあ、ハンター達を倒し に・・ポケモンたちを助けに行きましょう。』

「はあ。」

レオンとピカチュウが重なり言った

『でも、その前にあなたは・・ここから出なさい。』

「へ??」

『さあ、仲間が待ってるわよ。守るべき人のために。』

「な、何が・・??・・!いし・・きが・・。」


「レオン・・!」

「・・・!?ピ、ピカチュウ君!」

(あれは・・夢・・??・・!ロコンちゃん!)

「レオン!!」

「ロコンちゃんは!?」

「ロコンちゃんは無事だよ!」

「そ、そうか・・・。よかったあ・・・。」

「て、てめえら・・・!!」

「・・・・・お前!」

「行くぞ!レオン!」

「よし!」

(あれは・・何だったんだ。もしかして・・僕に小さな勇気をくれ たの・・?守るべき人って・・ロコンちゃん!?)


そうして、ポケモン達は無事、ポケモンアイランドを救うことをで きました。
レオンは今回ので何倍も、何倍もロコンちゃんの事が好きになりま したとさ・・。


END・・**
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