ピカノ「そんなわけでもうすぐ夏休みだが、その前にわかってるな?やることがある。」
レオン「体育祭だね!」
ピカノ「そのとおりだ。そんなわけで今日は・・・」
レオン「種目決めだね!」
ピカノ「と、言いたいところだが、めんどくさいから俺が勝手に決めた。」
ピカチュウ「っておい!ふざけんな!!いつもいつもお前は勝手に!!」
ピカノ「うるせえ!!前回みたいに種目決めだけに1話使うわけにいかねえんだよ!!」
ピカチュウ「は!?」
ピカノ「・・・。あ〜、ともかく各自決められた種目に出るように!以上!」
体育祭当日
レオン「ピカチュウ君、今回は前回とはだいぶ種目が違うみたいだよ。」
ピカチュウ「へぇ。で、まずはなにから?」
レオン「え〜っとね・・・。」
ブルー(実況)「さーっ!!最初の種目は借り物ーーー!!きょ〜〜〜うそ〜〜〜〜〜う!!!!!」
ピカチュウ「実況テンション高っ!!」
ブルー「ではメンバーの紹介だ!1組!ヘラクロス&ウソッキー!!」
ヘラクロス「うおおおおおおおお!!プリーーーーーーーン!!!」
ウソッキー「頑張ります。(ウソ)」
ブルー(実況)「2組!ゲンガー&ベトベター(初登場)!」
ゲンガー「イエ〜イ!ヤッホ〜!」
ベトベター「あ〜今日は日差しが強いから体がひからびそうだぜ。」
ブルー(実況)「3組!タマタマ&ラッキー(初登場)!」
タマタマ達「頑張ろうぜ兄弟。」
ラッキー「(私のタマゴに話しかけてる・・・。)」
ブルー(実況)「ルールは簡単!普通の借り物競走と一緒だ!上位3名のみが記録に残るぞ!じゃあがんばってくれ!!」
リザードン「位置について!よ〜いスタアアアアアアアアアアットッ!!!!!!!!」
ピカチュウ「なんでみんなこんなテンション高いんだ・・・。」
ヘラクロス「うおおおおおおおお!!!みててくれプリイイイイイイイン!!!!!」
ブルー(実況)「おおっと!!圧倒的な速さで借り物が書かれた紙を手にしたのはヘラクロスだ!!」
プリン「迷惑なのよね・・・。あんまり私の名前連呼されると・・・。」
ヘラクロス「なになに・・・。”プリン”・・・。」
ガシッ
プリン「キャッ!なになに!?」
ヘラクロス「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」
ピカチュウ「プ、プリンがさらわれた!!」
レオン「またあの時と同じ事を繰り返すつもりなのか!?ヘラクロス君!!」
ヘラクロス「違うっつーの!借り物がプリンなんだよ!!」
ブルー(実況)「ヘラクロス、トップでゴール!!」
リザードン「なになに、借り物はプリンか・・・。」
ヘラクロス「ほら、プリン連れてきたぞ!」
リザードン「これはだな、食べ物のプリンを持って来てもらうものだったんだよ・・・。」
ヘラクロス「マジで!?急いでとってくる!!」
リザードン「その必要はない。この場合は失格だから。」
ヘラクロス「ガーーーーーーーン!!」
リザードン「いつもそのことしか考えてないからこういうことになるんだ馬鹿者!」
ヘラクロス「とほほ・・・。」
ブルー(実況)「さて!いきなり失格者がでて波乱の幕開けとなった借り物競走!さて、次は誰がゴールするんだ!?」
ゲンガー「オ〜ノ〜!漢字が読めませ〜ん。」
ウソッキー「よし、俺が読んでやろう。これはな・・・ごにょごにょ・・・。」
ゲンガー「オ〜!サンキューミスターウソッキー!!」
ウソッキー「ははは!困った時はお互い様だ!」
ゲンガー「ヘイ!『しんこきんわかしゅう(新古今和歌集)』貸してくださ〜い!」
ピカチュウ「持ってるわけないだろ!!」
レオン「ウソつかれてる!ウソつかれてるよ!!これは手鏡!”てかがみ”って読むんだよ!!」
ベトベター「なになに、俺の借り物は箒(ほうき)か・・・。教室に戻ってる時間はないなあ・・・。お、あれはもしかして掃除好きで有名な卒業生のエーフィさんじゃん。ブースターさんの応援か?すいませ〜ん!」
エーフィ「・・・なんですか?(不潔な人・・・。)」
ベトベター「その箒かしてください。」
エーフィ「・・・ダメです。」
ベトベター「ええ!?なんで!?」
エーフィ「・・・どうしてもダメです。(汚れちゃうし・・・。)」
ベトベター「お願いしますよ。」
エーフィ「ダメです。」
ベトベター「マジでお願いしますよ。」
エーフィ「ダメです。」
タマタマ(マイケル)「おい大地!俺らの借り物はなんだ!?」
タマタマ(大地)「タマゴだぜマイケル!!」
タマタマ(健)「タマゴね・・・。」
ブルー(実況)「おおっと!!タマタマ達がなにも持たずにゴールに向かった!!」
リザードン「どうした?なにももってないじゃないか。」
タマタマ(五郎)「どうぞ、タマゴです。」
タマタマ(ジョン)「ええ!?僕ジョ・・・むぐ!」
タマタマ(ルアジェナール=トレーグス)「ぼそぼそ・・・。(ジョン、ここは我慢だ。耐えるのだ。隙を見つけたら戻ってこい。)」
タマタマ(ジョン)「ぼそぼそ・・・。(そんなあ!なんかいつも僕こんな役じゃない!?)」
リザードン「つーかこれ、タマタマだろ。」
タマタマ(マイケル)「ええ!?ち、違います!タマゴです!(ばれてるーーーーー!!)」
リザードン「間違った物を持ってきた場合は失格なのだがね・・・。」
ラッキー「リザードン先生、お箸借りてきました。」
リザードン「うむ、いいだろう。」
タマタマ(トレーグス)「先生!これ!ちゃんとタマゴです!!」
リザードン「何度言ったらわかるんだ。どうみてもタマタマ・・・ってあれ?タマゴだ。おかしいなあ。まあいいだろう。」
ラッキー「・・・あれ?私のタマゴは・・・?」
ラッキーの卵をさりげなくパクっていたタマタマ達であった。
タマタマ(大地)「よっしゃ〜!ギリギリ通過だ!!」
ブルー(実況)「ゴール!!結果は1位ウソッキー、2位ラッキー、3位タマタマだ!!」
ゲンガー「しんこきんわかしゅう貸してくださ〜い!!」
ピカチュウ「だから手鏡だって!しかももう終わってるし!」
ベトベター「箒貸してくださいよ〜。」
エーフィ「ダメです。」
ブルー(実況)「さあ!続いての種目は!パン食い競争EXだーーーーーーー!!」
ピカチュウ「EX?去年カビゴンに全部パンを食べられて中止になったのとは違うのか?」
レオン「去年の二の舞になりそうだね。」
カビゴン「・・・・・・・・・・・。」
ピカチュウ「あれ?反応してない。なんでだろう。」
レオン「さあ?」
ブルー(実況)「さあ、メンバー紹介だ!手早くいくぜ!1組!ボーマンダ&シンタロウMAX!!2組!ミュウツー&ビリリダマ!!3組!サンダース&ヤドラン!!」
リザードン「位置について!用意!スタアアアアアアアアッツッ!!」
サンダース「フッ。身軽さなら僕が一番だ!この勝負もらった!!」
ブルー(実況)「おおっと!サンダースすごい速さだ!!パンに食いつくぞ!!」
サンダース「パンいただきっ!!」
ガブッ
パン「いてえなこの野郎。」
サンダース「(パンがしゃべった・・・?)」
パン「よく見ろよく。」
サンダース「ってこれパンじゃなくてコンパンだーーーーーーー!!」
ブルー(実況)「なんと!これは大変だ!パンはパンでも食べられないパンはコンパンだったー!!」
ピカチュウ「カビゴンが反応しないわけだ・・・。」
リザードン「サンダース、はき出したので失格。」
サンダース「あんなの食えるか!」
コンパン「あんなのとはなんだ。」
ブルー(実況)「これは困った!これでは誰も食べれないぞ!!」
ボーマンダ「ん?」
コンパンB「ギャアアアアアア!!助けてくれえええええ!!」
ブルー(実況)「おおっと!”食の貴公子”ボーマンダ!何食わぬ顔でコンパンを食べているーーー!!とんでもないぞこのポケモン!!そして1位でゴール!!」
この後、あやうくかみ砕かれそうになったコンパンBは間一髪のところでボーマンダの口から救出され、医務室へ運ばれた。
ミュウツー「・・・よし、ライちゃん、やれ。」
ライちゃん「ガオオオオオオオオオオオ!!!」
コンパンC「ギャアアアアアアアアアアア!!!」
ブルー(実況)「これは!ミュウツー!ペットのライオンにコンパンを食べさせているぞ!反則臭いが特例でOKだ!2位でゴール!!」
この後、あやうく飲み込まれそうになったコンパンDは間一髪のところでライちゃんの口から救出され、医務室へ運ばれた。
ビリリダマ「・・・・・・・!(よし、俺も根性で食うぞ!)」
コンパンD「・・・・・・・・・・・・・・・・。」
ビリリダマ「・・・・・・・。(俺、口なかったんだ・・・。)」
ヤドラン「うおおおおおおおおお!!コンパンがなんだ!俺だって食ってやらあ!!!」
ブルー(実況)「ヤドランがパンにかぶりついた!!」
ヤドラン「ってうぎゃああああああああ!!いてえええええええ!!なんだこれは!!」
サンドパン「いてえのはこっちだ。おもいっきり噛みつきやがって。」
ヤドラン「俺のパンだけサンドパンだーーー!!いてえわけだ!!」
リザードン「ヤドラン、失格ね。」
シンタロウMAX「タベマシタゾ。」
ブルー(実況)「最後に残ったシンタロウ!シートベルトの間にコンパンをはさんでいる!これはずるい!!」
リザードン「ビリリダマはゴールできそうにないからこれでOK。」
ブルー(実況)「パン食い競争EXの結果が出ました!!1位ボーマンダ!2位ミュウツー!3位シンタロウMAX!!次の競技にうつりたいところだが今回はここまでだ!!」
そんなわけで次回に続く。
ピカチュウ「今回はツッコミしか出番がなかったな。」
レオン「次回辺り活躍できるんじゃない?・・・多分。」
続く
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